• junpei

ふたご座流星群〜野営地から臨む〜





出会ってから12年。大切な存在だった馬、Pが遠野に旅立ちました。

散々泣いて、その報せを頂いてからの10日間は、後悔のないよう毎日厩舎に通いました。

ついに遠野へと旅立ったその翌日、久しぶりに野営地に向かうことにしました。

一人静かに彼のことを想いたくて、誰もいない森に身を置きたいと考えたからです。





12月ともなると、山中の路面凍結が気掛かりなので、今回はスタッドレスをはいた車を

レンタカーで手配。昼過ぎに着く予定でゆっくり出掛けました。

現地の予報は悪くなかったのですが、思ったより低気圧の影響が大きかったのか、自宅を

出る頃はかなりの雨。山梨は晴れているはず…と高速を移動するも、談合坂を過ぎると雨

は雪に変わりました。これはなかなかのコンディションかも…。と覚悟を決めますが、野

営地に着く頃には急速に天気は良くなって来ました。


重い荷物を背負い、ようやく野営地に到着。


今回はいつもより手前の平地にツェルトを立てることにしました。

まずは、水汲み。その後ツェルトを立て、薪拾い。

かなりいい時間になってきたので、焚き火を始めることにしました。

良い火が育ってきたので、夜ご飯の準備です。

今回のメニューはきのこキムチ鍋。






豚バラ肉、つくね、しいたけ、えのき、ひらたけ、しめじ、ねぎ、白菜、せりという中身。

寒い夜はやはり鍋が美味しいです。

持って来たビールで満足の夕食。盛りだくさんの野菜でしたが、あっという間になくなっ

てしまいました。締めにはうどん。卵をひとつ入れ、これまた美味なうどんとなりました。

その後焚き火を楽しみながら、ウイスキーのお湯割りで二次会です。

今頃Pは何をしているだろうかと想いを馳せながら、月を愛で、星を愛でつつ夜は更けていきました。期せずしてこの日はふたご座流星群極大日の翌日。おそらく晴れればかなりの数

を見られるはずです。

飲んでいる間に3個くらいの流星を確認。しかし、そのあとうっすらと雲がかかってきたので焚き火を終了し、21時には就寝となりました。

その後3時頃目が覚めたので、頭をツェルトから出して空を確認してみると、なんと満天の星空!!木々の隙間からこぼれるように星が見えていました。月も沈み、観測のコンディションにはもってこいの状態になりました。

そこで、マットを半身ツェルトから出し、寝っ転がって夜空を眺めることに。

ペルセウス座流星群と比べると、派手さはないものの、それでもかなり大きい流星もいくつも出現。火球とまではいかないながらも、流星痕が残るものもありました。

こうして寝っ転がって流星を観測するなど、いつ以来のことでしょうか。

中学・高校時代、天文部の仲間と流星を観測したことは、今思い返しても懐かしい思い出です。きっと、その時代からこんなにちゃんと星空を眺める等、なかったような気もします。

夜が明けるまでに20個ほどの流星を観測。

時の経つのも忘れ、ただただひたすらに星を眺めるという贅沢な時間を過ごしました。

しらじらとしてきたのが6時頃。そこから撤収と朝ごはんの支度です。





朝ごはんはメスティンご飯とお味噌汁、大根ぬか漬け、ベーコンエッグとシンプルに。

静かな冬の野営。流星群観測のおまけもついて、素敵な一夜でした。

Pとのお別れも、これで自分の心に整理がついたような気がします。

次にここへ来られるのは、いつになるでしょう。

何度来ても、やはり素敵な場所なのでした。





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