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執筆者の写真junpei

スノーハイク〜浅間嶺〜

更新日:2022年3月25日


今月は、ワクチン接種があったり、気分が乗らなかったりでなかなか山に向かうことができませんでした。そろそろ山の深部でリフレッシュしたいな…と思っているところに、季節外れの雪が降りました。都心では積もらなかった雪も、山では雪になったようです。

そろそろ野営に出かけるつもりでカーシェアリングを予約していたのですが、ノーマルタイヤで奥多摩山梨界隈に行くのは危険と判断し、スノーハイクに変更しました。

積雪は間違いなくあるはずなので、再度静かな笹尾根を歩くか、お向かいの浅間嶺にするか、どちらかに決めようとかなり熟考しましたが、天気が良さそうなので眺望の良い、浅間嶺に決定。

人気のある山なので、すでにたくさんの人が入っているのではとネットで検索しましたが、一向に山に入った人の記録が出てこない。3連休後なので平日に入る人が少ないのかもしれません。混雑した山頂だけは避けたいので、なるべく人の少ない時間に山頂に登る為に上川乗バス停から山頂を目指すことにしました。

乗ることが可能な7時20分のバスは、出勤の人が殆どで、かなりの混雑具合。更に途中のバス停から大量の子供たちが乗車してきたのでびっくり。しかしそれも払沢の滝入口に着いた途端、私と一人の男性を除いて全員が下車!

一人残っていた男性は森林組合の職員だったらしく、途中で運転手さんが降ろしてあげた時点でバスには私だけになってしまいました。

バス停に着き、登山口を探します。ここから登るのは初めてなので、多少ウロウロしましたが無事に入口を発見。準備を整え登山開始です。

南側斜面だからなのか雪は皆無。暫く登っていくと前夜に降ったと思われる雪がようやく脇に散見されるようになりました。そして、木に積もっていた雪が日光に照らされ、しばしば塊ごとバサーーー!!と落ちてきます。たまにその塊が背中に当たって驚きのあまり声が出そうになりながら登っていきます。途中小ピークを巻きつつ尾根筋を行くと、辺りが開けてきました。雪はこの辺りからかなり積もっていて、靴から伝わる感触を楽しみながら登って行きます。

登り詰めると、展望台から少し下ったところにある休憩所へと到着。なるほど、ここに着くのか。雪があるとこの景色もなかなか風情があります。







ここから展望台は目と鼻の先。陽の光を浴びてキラキラと輝いている雪の丘に、ぽっこりと現れたテーブルとベンチ。浅間嶺に到着です。

周囲の山々もやはり雪をかぶっていて、白い山並みが続いていました。富士山もしっかりと見えています。この山。何度登ってもやはり好きです。

ベンチで休憩しようと雪を払おうとしますが、かなり硬く固まっていて、はがれなかった為、直接マットを敷いて座り、朝食代わりのおにぎりと味噌汁を雪のテーブルに載せて、いただきました。時間が早いせいか、山頂には私だけ。ありがたく素晴らしい景色を独り占めしながら眺望をゆっくり楽しみました。



さて、ゆっくり山頂を堪能したので、人が来ないうちに下山です。

山頂から暫く続くこの森の感じ。この登山道がこの山で私の一番好きな部分。雪に包まれてまた一層素敵な雰囲気です。静謐な森の中をサクサクという音だけが響いているのが心地よく、だんだん心が解放されていきました。暫く降りていくと、払沢の滝から登ってきたおじいさんとすれ違います。やはり、人気の山。このあとどんどんハイカーが登ってくるに違いありません。

最近一気に伐採された狭い巻道を過ぎると、あとは雪の残る箇所もなく、順調に麓に近い集落まで降りてきました。





そこには春を感じさせるお花がたくさん咲いていました。スミレ、オオイヌノフグリ、福寿草、アズマイチゲ(多分)…!!これからの山はもっと美しくなります。

楽しみな季節がやってたので、たくさん山に行けると良いなぁ…と思っています。



【今回の浅間嶺登山記録】   


行動時間 2時間59分(標準タイム3時間10分)                ■山行タイム 2時間36分 


8:04 上川乗

 9:15〜9:35 登山口 1'11(1'20)

11:00 払沢の滝入口 1'25(1'50)


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白谷小丸

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