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執筆者の写真junpei

天狗岳 〜新たな山仲間編〜

急遽決まった天狗岳登山計画でしたが、年も押し迫った12/22。

日程調整も含め、忘年会をするべく4人は新宿に集結しました。(ここで小さな事件

が起きているのですが、それはまた後程ご紹介することにします。)

実はこの日、Kちゃんは師匠と共に神田石井スポーツに立寄り、雪山登山に向けて

アイゼン・ピッケル等を購入したと豪語しており、M嬢情報でも、12本爪のアイゼン、

ピッケルは必要だろうという話でした。

やはり私も購入しなければならないのではないか?と心配になり始めていたところ、

師匠はいつものようにどこ吹く風。

「アイゼンは自分のものを貸すから大丈夫だし、ピッケルがなくてもストックで

代用可能。服装については前回の日光高山と同等の装備で十分対応できる。」

というような説明。

全幅の信頼を寄せている師匠が言うのだから大丈夫なんだろう。

と、またしてもいとも容易く信じ込み、師匠からアイゼンのみお借りすることで

装備問題はとりあえず解決となりました。

日程、ルート、宿や切符の手配と、極めて手際よく事務手続きを進めてくれたM嬢の

おかげで計画は着々と進み、

渋の湯→黒百合ヒュッテ(泊)→天狗岳→渋の湯 という行程も決定。

しかし無理は禁物ということで、天候の悪化等によっては山小屋までのピストン、

もしくは渋の湯で宿泊(大宴会)ということも選択肢のひとつに入れ、

最終的な行程の判断は師匠に委ねられることになりました。

師匠とM嬢という大ベテランのリーダーがいるとは言え、Kちゃんや私は雪山登山に

関しては全くの素人レベル。

年末年始と遭難事故も相次ぐ中、私も万が一に備えて山岳保険に加入を済ませ、

あとは本番を待つのみとなりました。

このあたりで、わが社の関連番組を制作している会社Gにお勤めのプロデューサーUさん

と、映像製作に携わっているディレクターZさんという、称してチームGお二人の参加

表明が師匠から報告されました。

一線を退いた現在も未だ業界では有名な師匠ですが、お二人との関係は関連番組への出演

に端を発しているそうです。

番組打合せで師匠の御自宅に訪れた際には、仕事そっちのけで山話に花が咲いたそうです

し、おそらくこれを期にすっかり山男K師匠に魅了されたのではないかと思われます。

「次は是非誘ってほしい」というお二人のリクエストを忘れる事なく、

師匠自らお声かけした結果、今回こうしてご一緒することになったわけですが、

「ほんとに来るとは思わんかった」と失礼なことを冗談交じりに言いつつも(笑)、

さすが来るものは拒まずという姿勢の懐が深い師匠。

こうやって人の輪は広がっていくんだなあ。と改めて感じるのでした。

こうしていよいよ待ちに待った当日を迎え、不安と期待でドキドキしながらあずさの車内

で落ち合った当初メンバー4名は、この列車のどこかにいるであろう残りのメンバーを装

備や降車駅等で推測しつつ、楽しいおしゃべりであっという間の2時間を過ごしました。

さて、駅のホームで初めまして!のご挨拶をしたときのお二人の印象ですが、

UさんもZさんも実に熟練風な雰囲気で、一番ヤバそうなのはやはり私だけ…。と

かなりびびっていました。

しかし後に判明する、「勇気ある撤退」がキャッチコピーのチームGのリーダーUさん

が、実は職業柄おばちゃんキラーだった。とか

ヤクザばりのスキンヘッドで威圧感ありありの風貌とは裏腹に、笑うといい人丸出し

のZさんの衝撃の過去。等、

かなり興味深いキャラクターをお持ちのお二人のおかげで、更に面白い旅へと展開してい

くこととなります。(続く)

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白谷小丸

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