毎年恒例になっていた師匠との夏合宿。昨年は奥様の具合があまり良くないということで、
残念ながら中止となっていました。
今年は2年ぶりの開催ということで、どこに行こうか色々考えていました。
だんだんお年を召してきて、ハードな登山は難しいということで、最終的に決まったのは
入笠山。
小屋に宿泊すれば車での乗り入れも可能ということなので、実質山頂までは30分程度で登れてしまうというお手軽さ。
前回訪れた時には数々のお花に癒され、静かな湿原も堪能し、唯一ガスで何も見えなかったのが悔やまれるだけでとても良い印象でした。
さて仕事を終えて猛ダッシュで軽井沢へ向かい、既に出来上がった師匠と再会を祝うべく宴が始まりました。
いつものごとく夜更けまで深酒した私たち。完全にグロッキー状態で起床した為、飲み過ぎた体を癒すべく、キャベツ入りの雑炊でリセットしました。
その後身支度を整え昼頃入笠山へ向け出発です。
予定通り3時間程で小屋へ到着。小屋の看板犬「アジくん」がお出迎えです。
なんともフレンドリーでかわいい!!
平日で空いていたせいなのか、本来10人程が泊まれるお部屋に私たち3人だけで泊まれるようです。しかも、部屋の名前がK2。なんだか不思議なご縁を感じます。
その後夕食までにはまだ時間がある為、入笠湿原まで散策に行くことにしました。
以前来た時には咲き乱れていたお花たちはやはり9月ともなると時期終了で、少し寂しい景色でした。散策を終え、お風呂で汗を流します。山小屋でありながらお風呂に入れるというのは贅沢なことです。
さっぱりしたところで、いよいよ夕食。
初めは数々の小鉢に舌鼓を打ちつつ、クラフトビールを頂きます。前夜の飲み過ぎが効いていて、飲めないと思っていましたが、りんごの爽やかな酸味が美味しくて、ついつい2本目を注文。
このビールは、apple ale beer という商品。
伊那市のペッカリービールさんが作っているらしいのですが、apple aleは今年の分は仕込み中で、現在は売り切れ。ということでかなり貴重なものだったことが判明。仕方ないので、違うビールをこのブログを書きながら発注しました(笑)
そして、小鉢の後には名物のビーフシチューが登場!!
これがまた柔らかくて美味!!
美味しいお料理を堪能し、もう少しゆっくりしたいところでしたがナイトツアーが始まるというので慌てて身支度をし、中庭に集合です。
ヘッドライトを付け、歩いて数分のお花畑へ。
椅子が並べられており、そこに座って星空を眺めるということらしい。
なんとお宿のオーナーは気象予報士と、星空ソムリエの資格をお持ちの方だそう。私も一応天文部出身の天文好き女子。ふんふんと、初心者にもわかりやすい説明を聞きながら美しい星空を堪能しました。
冬は雪原の上に寝っ転がってこのツアーを開催しているそうで、それもいいなぁ。と思いながら眺めていました。
中庭で焚き火に当たりながら、しばらくNちゃんと雑談し、早い時間に就寝となりました。
4時。
日の出を見るべく起床です。
準備をし、まだ暗い中ヘッドライトの明かりで登り始めます。星空がきれいだったので、これはバッチリ見えるだろうと期待しながら登っていたのですが、山頂に着いてみるとだんだん雲が出始めてきていました。
初めは見えていた八ヶ岳もだんだん雲に隠れてきてしまい、雲の隙間から太陽が覗く程度しか見ることができませんでした。
師匠は少し早めに下山して行きましたが、Nちゃんと私はもう少し粘ることに。
しかし、綺麗に見えていた蓼科山すら雲に隠れてきてしまった為、諦めて下山することにしました。
平出さんがおそらく日本で最後に登ったであろうこの入笠山。
平出さんと中島さんのご冥福をお祈りしつつ、山頂を後にしました。
朝食をゆっくり頂き、フレンドリーなアジくんと暫し遊んでからいよいよ小屋を後にします。小屋で働いていた素敵なお姉さんは鐘を鳴らし、姿が見えなくなるまで見送ってくださいました。
また山頂リベンジしにここに泊まりに来たいなぁ。と思わせてくれる素敵なお宿でした。
さてさて、その後は軽井沢で温泉に入り、早い時間から宴会を始める準備です。
鶏むね肉ときゅうりの塩昆布和え、ポテトサラダ、鶏むね肉とキャベツの味噌炒め、もやしと挽肉の中華炒め、こんにゃくと厚揚げとキャベツの煮物、厚揚げとピーマンと挽肉の甘辛炒め。1時間程でざっと6品をささっと作り、宴の開始となりました。
まだ明るい時間だったので、ベランダに出て森の中での食事。本当に素敵な時間でした。
様々な話題であっという間に陽は落ち、比較的早い時間に会はお開きに。
翌朝は前夜の残り物にキャベツの浅漬け、ナムル風、卵焼きとたまねぎの味噌汁で朝食とし、浅間牧場へと散策に出かけました。
四阿山が見えている素敵な場所があったので、来年はここでピクニックをしようとNちゃんと盛り上がりました。
師匠に負担のない面白企画を考えるのもまた楽しい時間です。
楽しい時間もあっという間で、いよいよお別れの時間が来てしまいました。
師匠に別れを告げ、Nちゃんに駅まで送ってもらい、無事に自宅へ到着。
今回も楽しい山旅となりました。
いつもながら、快くおうちを開放してくださる師匠、そしてNちゃん、大変お世話になりました!!どうもありがとうございます!!
また楽しい山旅をして行きましょう。
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