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妙義山

執筆者の写真: junpei junpei


猫事件で敢え無く敗退した乾徳山から中4日、次なる山は群馬県にある妙義山 です。 妙義山といえば、最上級レベルの恐ろしい山というイメージが強いのですが、 これはあくまで裏妙義のこと。表妙義は多少の鎖場はありつつも、ハイキング に毛が生えたくらいの山のようです。 一度は行ってみたいと思っていたので、東京登山部部長でもあるSさんに提案し たところ、快諾を得た為早速コース等計画に取りかかりました。 さて今年3度目となった東京登山部ですが、前回の塔ノ岳にYさんは不参加だっ た為、夏の大菩薩嶺以来の活動です。 実は前回の大菩薩嶺では、Yさんの靴底が途中で剥がれるというアクシデントが あり、よもやここで登山中止か!?と山行が危ぶまれましたが、Yさんが奇跡 的にガムテープを持ち合わせていた為、寸でのところで危機回避することができ たというエピソードがありました。 しかしこの靴底が剥がれる事象、結構よくある話らしいので、それ以来、私も緊 急用のグッズ類に早速ガムテープを追加。毎回登山の時には持ち歩くようになり ました。 その山行で靴が破壊されたYさんですが、今回ハイカットの登山靴を新調。 聞けば、一度も試し履きをしたことがないとのことでチャレンジャーだなぁ… と懸念しながらも、いよいよ登山開始となりました。 今回のコースは、妙義神社近くの駐車場からまずは石門コースを辿り、中間道を 通って神社まで戻ってくるという周回コース。 鎖場の多い石門付近が今回の登山のキモであり、そこを過ぎてしまえばあとは簡 単です。駐車場から一般道を通り、途中から登山道を経ていよいよ石門入口へと 到着。ストックをしまい鎖場に備えます。 入口からは既に第一石門が見えており、奇岩の多い妙義の魅力を湛え私たちを迎 えてくれます。 まずはかにのこてしらべから第一石門をくぐり、すぐに片側の切れたかにのよこ ばい、更に急登の鎖場かにのたてばりです。 ここの鎖場がメインとなりますが、登りはさほど難しくはなく、第2石門手前に 到着しました。 そこをすり抜けると続いてつるべさがりとなるのですが、石門部分に既に到達し たSさんが勢いよく「がははははは!」と笑い始めました。 えっ!??と思いながら私も石門部分から下を覗いてみると、思わず笑いがこみ 上げて来て私も「ワハハハハ!!」と笑ってしまいました(笑) いやー、笑うしかない感じの高度感ですし、頂点の門部分は人一人が辛うじてす り抜けることのできる程の狭さ。 足場を確認しながら、とにかく慎重に下っていきます。途中足場がはっきりしな い箇所もあるため、鎖に頼り、腕力だけで降りていきました。 すると、後から来たYさんが大興奮で、ずーっとおしゃべりが止まりません。 私にはそのおしゃべりに付き合うだけの余裕は当然のことながらなかったので、 ついに「Yさん!!お願いだから今はだまっててください!集中できないっ!」 と叫び、必死に下まで下りきりました(笑) その後第三石門、第四石門をくぐり抜け、大砲岩とゆるぎ岩は遠くから眺めるだ けで終わりにし、東屋でお昼となりました。 この後は難しい箇所もなく、途中何度も大きな岩の下を通り、奇岩の頂を楽しみ ながら神社へと到着。 予定より大分早い下山となりました。 紅葉の時期は大混雑となる表妙義らしいですが、今回は登山客も殆どおらず、 冬枯れた木々の合間から見える妙義の山や、青空を満喫した静かで楽しい登山と なりました。 Sさん、Yさん、ありがとうございました! 【妙義山登山記録】 行動時間 5時間39分 (標準タイム 4時間5分)  8:30 駐車場  9:06 大人場  9:30 一本杉  9:40 石門入口 10:24~10:32 第四石門前 10:50 大砲岩前展望台 11:35~12:15 東屋(昼食) 12:35 本読みの僧 12:51 第二見晴台 13:07~13:12 第一見晴台 13:21 妙義神社 13:39 駐車場 ∴ 百名山記録 13/100   【丹沢山 奥白根山 筑波山 草津白根山 四阿山 浅間山    金峰山 瑞牆山 火打山 妙高山 大菩薩嶺 鳳凰三山    谷川岳】


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