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  • 執筆者の写真junpei

棒ノ折山




先週に引き続き、今週も山です。今回選んだのは、棒ノ折山。 それこそ、山にハマった!!と思った直後くらいに登った山。 当時は当然一人で山に行く等考えられない頃だったので、Tさんに懇願し オススメの埼玉方面から白谷沢伝いに登る初心者コースで連れて行って もらったのでした。今振り返ってみても、あの沢登りはなかなかスリルが あって面白かったのですが、名栗湖までのアクセスが悪い。そこで、今回 は奥多摩方面から頂上を目指すことにしました。 以前登った高水三山のスタート地点、御嶽駅から長い尾根道を進みます。 山頂までの標準タイムは約5時間ということで、結構ロングではあります が、山頂からの下山はバス停までの1時間で済むため、時間さえ合致すれ ば案外登りやすいルートなのかもしれません。 さて、立川に前泊したおかげで前日呑み会があったにも関わらず、比較的 元気に出発し、御嶽駅に7時過ぎに到着しました。 駅裏側にある神社の横が、登山口です。最近ストックを使わずに登る Nちゃんを見習って、私も今回はストック無しで登ってみようと思ってい ました。Kさんには常々ストックに頼り過ぎだとお叱りを受けているとこ ろです。勿論、無しで登る事自体は可能だとは思いつつ、なるべくなら楽 したいという気持ちと、途中でへばるかも?という不安から、安全策で毎 回使っているような状態です。 しかし、たまにはトレーニングも兼ねて挑戦してみるか…。と、一人決意 して登り始めました。登山口からは、奥多摩にありがちないきなり急登が あることは、経験済みでしたが、ストック無しだとやっぱり歩きにくい。 ちょっとしたバランスを取るのに、ストックがあるのとないのとでは、や はりかなり差があります。惣岳山までの急登を必死で登りました。一旦コ ルに下りると、先週登った川苔山が見えてきました。 季節の移り変わりとは早いもので、1週間経っただけなのに、山桜はほぼ 満開、木々も芽吹き始めて、あっという間に萌葱色の世界になっていまし た。この季節は、一年のうちでも本当に山が美しい時期。 小さなお花も沢山咲いていて、その度にハッとさせられ、心踊ります。 山頂直下の急登を再び息を切らしながら登ると、岩茸石山です。 低山ではありながら、眺望が良く、良い山です。山頂の雰囲気もなかなか で、暫し休憩しつつ山頂の景色を独り占め。ここから先はいよいよ未知の 世界。次なるポイント黒山まではこれといった目印もなく、標準タイムで 1時間45分という長い尾根道を歩きます。 1/25,000の地図を見るとちょいちょい小ピークがあるので、おそらく結 構キツいのかもしれないな。と思いつつ出発すると、山頂から付けられた 道はいきなり急坂でしかもザレていてこの先の道が思いやられる雰囲気で す。懸念した通り、下ったと思ったらすぐにまた登るというかなりのアッ プダウンが連続してやってくるので、すぐに息があがります。 それに付け加えて地図には表現されないような小さなピークがいくつもあ るので、半ば辟易しながらの歩行。 それまでは本当に静かな尾根道でしたが、黒山までの尾根道を半分程来た くらいの辺りで、登山者と数名すれ違い始めました。 中でも、リード無しでお散歩していたおじさんとワンちゃんが癒しでし た。おじさんに「行くよ!」と言われても、何度も私の方へ戻ってきては クンクンしてまとわりつき、とってもカワイイ!厳しい道のりの中、そん な楽しいこともありながら相変わらず続く尾根道を進むとようやく黒山に 到着。ここまで来れば、棒ノ折山は目前!!気合いを入れ直して進みま す。しかし、ここでもまた、山頂目前にして下る下る…。そして、当然 登る登る…。ゴンジリ峠を過ぎ、最後の急登を一歩一歩登って行くと、視 界が急に開けます。やったー!棒ノ折山(969m)に到着です!! 山頂には結構人がいましたが、やはり殆どの人が名栗湖からやってきた様 子。 山頂が広くて公園のようになっていること、東から北側にかけてかなり開 けていて眺望が素晴らしいこと、しかも簡単に登れる山というのが人気の 所以なのでしょう。山頂に佇む一本の大きな桜は、ちょうど開花し始めた くらいでまだ満開には至っていませんでしたが、この景色と相まって素晴 らしい雰囲気。春霞で遠くの山々は見えませんでしたが、本当なら、奥白 根、男体山、女峰山、谷川岳や武尊山まで見えるらしい。これは真冬にま たやって来ないといけないなぁ。と思いました。 さて、お昼ご飯を食べながらバス時刻をチェック。すると、予定していた 14時台のバスより1本早い12:56というバスにどうにか間に合いそうな時 間でした。これは、行くしかない!山頂の景色も名残惜しい所ですが、早 目早目の行動で行こう!と一気に百軒茶屋までの道を下りて行きました。 この道、200m程の距離で約500mは下ります。ということで、思った通 りかなり険しい!!転がり落ちそうな斜度の延々続く木段を下りますが、 途中からゴンジリ沢伝いに道が付けられ、名も無き滝をいくつも見つつ、 また沢の徒渉まであって、なかなか変化に富んだ道です。一気に茶屋まで 下山し、バス停へ到着! ストック無しで行ったせいなのか時間のわりに結構疲れたけど、標準タイ ムを1時間程巻くなかなかのタイムで終了しました。 後で調べてみると、地味に累積標高差が1,419m(ほんとか??)もあっ たらしい。そりゃ疲れるわ…。 来週はいよいよ両神山の予定ですが…大丈夫かな!? 【今回の棒ノ折山登山記録】   行動時間 5時間 09分(標準タイム  6時間05分)               ■山行タイム  4時間46分 7:25 御嶽駅登山口 7:53 分岐 28(45) 8:37〜8:45 44(1’15) 9:19〜9:28 岩茸石山 34(40) 10:49 黒山 1’21(1’45)   11:13 ゴンジリ峠 19(30) 11:25〜11:43 棒ノ折山(969m) 12(20) 12:34 百軒茶屋 51(50)


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