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執筆者の写真junpei

高川山



先週に引き続き目指した山は、大月の高川山。 秀麗富嶽十二景にも入っている山です。 最近、駅から駅へと歩ける山が大月には多いと気付きました。そろそろ高尾山近辺や奥多摩は行き尽くした感がある為、次はこの大月界隈の山を制覇しようと考えているところ。 天気もまずまずの予報だった為、美しい富士山が見られることを期待しつつ始発で大月駅に向かいました。 駅から20分ほど歩いたところが登山口ですが、この登山口、標識はあるものの何だか分かりにくい。 斜面に踏みあとはありながら、かなり荒れていて数メートル先からは完全に藪こぎ状態。 うそーー。暫し藪と格闘した後で、さすがにこりゃないでしょ!と、完全に人ん家だと思っていた庭先へと回ってみると、なんとそここそがルートなのでした。うへーー。やられた!! 無事ルートに乗り、5分ほど登ったところがむすび山。 ここからは尾根伝いにひたすら高川山に向かって歩くだけなのですが、思っていた以上に小ピークがあり、アップダウンもなかなかのもの。 これといった目印もないままひたすら尾根歩きです。やがて天神峠を過ぎると、途中かなりの急登部分に出くわしました。路面は濡れていて、しかも粘土質。ロープが付けられてはいますが、相当滑る!!これを下るのは相当怖そうです。その後も小ピークをいくつか越えていきます。 すると、目線の先に何かフサフサした毛が見えました。あれっ!?と思って立ち止まり、よく見てみると、サルの群れなのでした。へーー。いるんだなぁ。と思いながら様子を窺うと、向こうも何となく気にしている様子。その後姿は分からなくなりながらも、私を警戒してなのか声が暫く 聞こえていました。熊じゃなくて、ほんとに良かった(笑) やがて、山頂直下の岩場とおぼしき部分に差し掛かりました。やはりロープが備え付けられています。難易度は高くないのですが、この山、全般的に目印が極端に少ないように思います。この岩場の辺りも、こっちか??と思うような道になんの目印もなく、感覚で進んで行きました。 もう、頂上だろう?と思ってもそれは偽ピークでなかなか到着しませんでしたが、とうとう高川山山頂に到着しました! しかし、ガスっていて何も見えない…。仕方なしにストーブでお湯を沸かし、味噌汁とおにぎりで早めの昼食です。 おじさんがひとり山頂にやって来たので挨拶しましたが、無視。暫しガスが晴れないかと待ってみましたが、どうやら晴れる気配もないため諦めて下山することにしました。いつのまにかおじさんは居らず、一足先に降りた模様。大月方面には行かなかったようなので、近所に住んでいる人なのかもしれません。 そこから初狩駅方面に降りていくと、数人の登山者とすれ違いましたが、「今日はダメですねぇ」というような会話を数回しました。当然この山には富士山を見に来る人が殆どな訳で、なんとも残念な登山なのでした。 眺望もないとなれば、早く下山して早く帰りたい。ということで、さっさか降りていくと、私を無視したおじさんが…。漸く私に気づき、道を譲ってくれました。その後もあまり良い道とは言えない道をガンガン降り、予定より1時間早い電車に丁度間に合いました。 次は美しい富士山を是非とも拝みたいものです。 さて、来週はIさんとNちゃんで、前回果たせなかった高尾山~陣馬山のリベンジ登山です。 今度こそ快晴で!と今から祈るような気持ち。楽しみです‼ 今回の高川山登山記録】   行動時間 4時間23分(標準タイム  4時間35分)             ■山行タイム 3時間27分 6:45 大月駅 7:00〜15 登山口  7:22 むすび山 22(35)    8:14〜20  天神峠 53(1’15)   8:49 分岐 29(35)    9:40〜10:15 高川山(975.6m) 51(1’05) 11:06 初狩駅 51(1’15)


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