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  • 執筆者の写真junpei

陣馬山




先週、雪が降りました。平地では積雪とまではいきませんでしたが、おそらく山は降っただろうと思い、雪山ハイクに出かけようと早朝に起き、おにぎりまで作ったのに、結局寸前で中止しました。

なるべく歩く距離を短くできる山にしようと、藤野側から陣馬山を登ろうと考えましたが、低山とはいえ、初めて歩くコースです。トレースがなかったら?とか、もしも何かあったら?等思いを巡らせているうちに、急に面倒になりました。

これは、あまり良い兆しではありません。おそらく2回目の自粛生活で、メンタル崩壊気味なのだと感じました。その日は、潔く(?)諦め、とことん自堕落な一日を過ごしました。

さて、それから1週間。今度こそ、山に行こう!!と固く決意。

同じコースを歩こうと計画しました。

比較的短時間で、人のいない時間にささっと登ろうと思い、前回同様始発電車で藤野まで向かいます。日は確実に延びてきていて、駅に到着した頃には東の空が明るくなり始めていました。周囲の山は未だ真っ白。やはりこちらはかなりの積雪があったようです。

まずは、登山口まで30分程舗装路を歩きます。登山者は皆無。踏切を渡り、中央道の下を潜る長くて細い恐ろしいトンネルを抜け、登山口へ。ここからは2つの尾根に道が分かれています。登りで使ったのは、一ノ尾根。登山口からはかなりの急登ですが、集落は続いており、長く細い舗装路を登っていきます。ようやく土の登山路が見える頃には高度がかなり上がっていました。

丁度陽が上ってきて、美しい景色を暫し堪能。やはり、山は癒されます。懸念していた雪もなく、歩きやすくわかりやすい登山道が続いていました。どちらかと言えば、舗装路の方が急登だったかもしれません。途中なだらかな尾根道を越え、3つ目の和田への分岐を過ぎると突然雪が出現。雪の感触を楽しみつつ、ガチガチに凍結した登山道を避けて慎重に歩いて行きます。最後の急登を終えると、清水茶屋の脇に出て来ました。山頂にいたのは、おじさま一人。ドローンを飛ばし、撮影している模様で、その高度が低いので、ちょっと嫌な気持ちになりつつも景色を眺めました。予報通り、雲が多く、富士山も裾がほんの少し見えるだけ。

真正面に鎮座する生藤山を感慨深く眺め、その左奥に三頭山を確認します。三頭山は、真っ白です。この角度からは生藤山のせいで笹尾根は隠れていてその全貌は見渡せないのが少し残念。山頂で寛いでいるうちに、トレランの男性が一人、登山者が二人やってきましたが、いつも人で賑わっている陣馬山山頂にはありえないくらいの静けさです。

今回は、陣馬山だけでささっと下山です。

帰り道は、高尾山へ続く尾根方向へ向かい、すぐに栃尾尾根方向へ下山。こちらの尾根の方が南側の為、雪も殆どなく、あっという間に栃尾集落へ下山完了。ここからはずっと舗装路を歩き、無事に登山口まで戻って来ました。

結局このコース、誰ともすれ違うことがありませんでした。土日は別として、普段このコースを歩く人は案外少ないのかもしれません。

塞いでいた心も、山の空気を吸うことで大分和んだ気がします。

緊急事態宣言は1ヶ月程延びるようですが、万一の迷惑がかからない程度の登山は、ひっそり続けたいと思います。


【今回の陣馬山登山記録】   


行動時間 4時間26分(標準タイム3時間50分)               

■ 山行時間 4時間3分 6:24 藤野駅 

 6:49 登山口入口 25(30) 

7:20 沢井分岐 31

7:59 和田分岐 39【1'10】(1'00)

8:15 和田分岐 16(20)

8:32~8:55 陣馬山 17(20)

9:50  栃尾 55(50)

10:21 登山口入口 31(20)

10:50 藤野駅 29(30)

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