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  • 執筆者の写真junpei

倉岳山〜高畑山



佐世保への出張も終わり、いよいよ今年もあとわずかになりました。 さて、丹沢から1週空きましたが、今回の山はおそらく今年最後の登山になりそうです。 さて、どうしようと考えあぐね、結局大月の山、倉岳山と高畑山に決めました。 二つとも秀麗富嶽十二景に入っている山で、なかなか良い山らしい。 天気も良いようなので、前回の高川山のように肝心の富士山が見えないという残念登山にはならなさそうです。 期待を込め、5時過ぎの電車で梁川駅へと向かいます。 無人駅とはいいつつも、綺麗なトイレと待合室が設置されており、ここをお借りして準備しました。 駅から桂川を渡る橋を越え、民家の間を通り抜けていくと、程なくして登山口が見えてきました。 地形図を見ると、ピークまでは沢筋を詰めて行くのが大半で、立野峠手前から尾根に乗り、倉岳山へと至るようです。山頂直下はいい感じの急登で、その後高畑山へもアップダウンは否めず、まあまあキツそうな雰囲気でした。 実際歩いてみると、沢を高巻くように始まった道は、やがて本流に近付き、幾度も徒渉を繰り返しながら進む沢伝いの道に変わっていきました。せせらぎの音や、流れていく水の行方を眺めているだけで心が癒されていきます。 きつい登りも、景色のお陰で大分和らぎ、かなりの高度を稼いだと思ってきた頃、本流の沢筋ではない支沢へと道が変わりました。ここで地図と照らし合わせてみると、確かに支沢から尾根に乗るらしい。本流の沢筋は、見上げるとかなりの急登で、後で確認すると消失点は倉岳山のようでした。 登山道は、尾根に乗り、峠からは主脈の尾根の西側を巻きつつピークヘ続いています。 きつい登りを、あともう少しだと励ましながら、とうとう山頂が見え始めた頃、それまで雲に隠れていた富士山が姿を現し始めました。綺麗な富士山です。 やはり、近い!! ここで早目のお昼を食べ、暫し景色を堪能します。 誰もいない山頂で耳を澄ますと、ピチ!パチ!という微かな音と共に、土の小さな塊が弾けたり、土の上の枯れた松葉がピクン!と跳ね上がるのが 見えました。なんだろう?虫…??と思ってよくよく見てみると、霜柱が陽の光に照らされて融けて崩れる瞬間に、上に被さった土や松葉がピョコっと弾けとんでいく時の音なのでした。なんとも不思議な光景に暫く目を奪われ、微かな音に耳を傾けていました。 エネルギーチャージした後は、次なるピーク、高畑山へ向かいます。 思った通り、一旦稼いだ高度をまたもかなり下げ、地図には表現されない小ピークをいくつか越えると、最後の急登が待ち受けていました。これがなかなか地味にキツイ!! 途中立ち止まって息をつきながら、高畑山へ到着! こちらも真っ正面に富士山がどーーんと見えていました。 暫く景色を堪能し、あとは一気に下るだけです。 ここからはあまり標識もありませんでしたがとにかくかなりの坂を延々下ります。 かなり下ってきたところで、穴路峠からの道へと合流。 暫くすると沢の音が聞こえてきました。 ここからは、再び沢伝いの道になり、贅沢な登山道なのでした。 ゆっくり休憩も取らなかったので、なかなかのタイムで鳥沢駅へと到着。今年最後の登山は無事終了となりました。 この一年で、山には27回! 去年同様頑張りました。 今年山にご一緒した皆様、本当にお世話になり、ありがとうございました! どうぞまた来年も、楽しい山旅にご一緒してください!! 【今回の倉岳山〜高畑山登山記録】   行動時間 4時間32分(標準タイム  5時間5分)             ■山行タイム 4時間1分 7:10 梁川駅 7:23〜26 登山口 13(25) 8:34 立野峠 1’08(1’15)    9:02〜9:20 倉岳山 28(35)   9:34 穴路峠 14(20)    9:58〜10:08 高畑山 24(35) 10:49 分岐 41(60) 11:13 ゲート 24(25)   11:42 鳥沢駅 29(35)


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