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  • 執筆者の写真junpei

日の出山〜金比羅尾根〜



天気予報はイマイチでギリギリまで行くかどうしようか悩んでいましたが、沿岸付近しか低気圧の影響はないだろうと見込んで、奥多摩に行く事に決めました。 今回選んだのは、前々から歩いてみたいと思っていた金比羅尾根から日の出山を目指すルート。 この金比羅尾根はかなり長く、日の出山までは4時間程かかります。しかし、五日市駅から直接 アクセスできるところが魅力です。 五日市駅に7時に到着し、身支度を整え住宅地を通って行きます。すると、向こうから小学生らしき女の子二人が近づいてきました。もう学校行くのかぁ。早いなぁ。などと眺めながら歩いていると、二人が「おはようございます」と挨拶してくれました。 思いがけず、朝からハッピーな気持ちになります。東京もまだ捨てたもんじゃありません! 暫く地図と照らし合わせながら歩いていると、思った道にはつながらず、「あれ!?」と立ち止まり、周囲を見渡していると、「金比羅行くの?」後ろから声がかかりました。 ちょうどおうちから出てきたおじいちゃんでした。「はい!」とこたえると、「こっちだよ〜」と指を指して下さいました。よくよく見てみると、民家の塀の内側から標識がにょきっと覗いていました。でも、木に隠れてちょっと見にくいかも。 「みんな間違えてまっすぐ行っちゃうんだよ。」と、なんともご親切なおじいちゃま。お礼を言って、先へと進みます。朝から次々地元の方の温かさに触れ、気分の良い出だしです。 やがて登山道入口が見え、金比羅山まではまあまあ急登が続いていました。金比羅山を過ぎると、道は大分緩やかになり、長い長い尾根が始まりました。 道はかなり歩きやすいものでした。しかし、何となく、熊が出てきそうな雰囲気…。と思っていた矢先、狭い登山道のど真ん中にどどーーんとかなり大きな糞が落ちていました。真新しいというわけではありませんが、この大きさ。もしかして、熊!??? げげーーーー!!今回はうっかり熊鈴を忘れて来てしまったので、気になりだすと何だか随分不安になってきました。 ストックでわざとカチカチ音をたてながら歩いてみたり、歌を歌いながら歩いてみたりと傍目から見るとちょっとヘンなハイカーです。しかし、やらないよりはましかと暫く音をたてての歩行が続きます。すると、第2弾、第3弾と、ものすごい大きさの糞の残骸が現れました。その中身を見てみると、どこで食べたのか大量の銀杏なのでした…!!イチョウって山には殆どないから、かなり市街地に近いところで大量に食したのでしょう。なんと恐ろしい…!! キョロキョロしながら、お願いだから出て来ないで!!と祈りつつ先へと急ぎます。 緩やかな尾根をどんどん進むと、麻生山。ここは巻かずに登った方がいいというブログを見かけたので、急登をぐいぐい進んで山頂へ。東方面は展望があるのですが、残念ながら東側はあまり天気が良くない様子で雲に煙って見渡す事はできませんでした。本道に戻り、日の出山への最後の急登を越えると山頂です。ここに来るのは2度目。 やはり、簡単に登れる山だからなのか、数名のハイカーがいらっしゃいました。 私も南側のベンチに陣取り、ガスでお湯を沸かしお味噌汁とおにぎりで早目の昼食です。 さて、時間を見るとまだ時間も早かったので、当初の予定だった軍畑ではなく、ひとつ先の二俣尾に下りるルートに変更しました。 三室山手前で、分岐を二俣尾側に下りて行きます。前回はそのまま三室山方向に進み、日向和田へ下りたので、ここからは初めての道になります。 かなり険しい下りをどんどん進んで行くと、愛宕神社の奥の院が見えてきました。その後急に現れた石碑には、第八十八番札所とあります。え?四国の??と思いつつどんどん先へ進むと次々現れる石碑。これは、1番から順に石碑があるようです。帰ってから調べてみると、山内新四国八十八ヶ所霊場というものらしい。 新月ヶ瀬と歌われた梅に名を得し里、東京の西、青梅は吉野梅郷のそのまた西の端、文豪吉川英治が愛し執筆活動を行った柚木(ゆぎ)にある。 その柚木にある真言宗豊山派愛宕山即清寺を入り口とする、四国八十八箇所霊場のご本尊と浄土を戴いた聖地のことである。 同様の場所は全国に数多く存在し、その基本は本場の四国八十八箇所霊場まで足を運ばなくとも、同じご利益が得られるという考え方に基づいている。 昨今のパワースポットブームを受けて、百名山よりも手軽でご利益もある八十八箇所めぐりが密かに注目されている。 へーー。知らなかった〜。 ざざっと見ながら下りて行くと、残りはお寺にあるらしく、登山道から石碑は無くなり、登山口にある愛宕神社へ到着しました。 ここで青梅線の時刻を調べたところ、間に合うか間に合わないかくらいの時間に電車が来る!!ということで走って駅まで向かいます。これを逃せば40分も待つことになるので、必死に走ってギリギリセーフ!! いや〜疲れました。 かなりロングコースでしたが、比較的歩きやすい登山道でなかなか楽しめました。 紅葉が楽しめるのはもう少し先のよう。次はどの山に登ろうかなぁ…。 【今回の金比羅山〜麻生山〜日の出山登山記録】   行動時間 5時間35分(標準タイム  6時間10分)  7:18 武蔵五日市駅   7:54〜58 金比羅山 36(1’00) 9:40 〜45 麻生山 1’42(2’00) 10:26〜53 日の出山 41(50)   11:50 分岐 57(60) 12:53 二俣尾駅 1’03(1’10)  


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