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執筆者の写真junpei

九鬼山



3月に入ったというのに、毎週冷たい雨が降り、山にはかなりの積雪がある模様。

雪があったとしても簡単に登れて、更に景色の良い山はないだろうか。

悩んで悩んで、結局ノーマルタイヤでも行けそうで、簡単に登れて、景色も良く、帰りにはお買い物も出来てしまう九鬼山に決定しました。

前回は電車でアクセスした九鬼山ですが、池の山コースに駐車スペースがあるらしい。

この九鬼山。私は好きな山なのですが、何故か入る人が少ないようです。そこも私から言わせると好都合。人気の高川山等に比べると、静かな山歩きが出来るのが嬉しいところです。

ということで、急遽前日夜に決定し、当日4時起き5時出発で出かけました。

駐車スペースは簡単にわかり、登山口もそのスペースから目と鼻の先。池の山コースで登り始めます。急登を越えると、なだらかな尾根道が続きます。ここまでは全く雪はなし。禾生駅方面から伸びる尾根との分岐を過ぎると、だんだん雪が現れ始めました。

ここからはかなりの急登が続く為、完全に足元が雪に覆われた時点でチェーンスパイクを装着。ガシガシと登って行きます。やがて、天狗岩の看板が現れました。ちょっと横道に外れた天狗岩へ向かいます。






ここからの富士山の眺めは最高!北へ伸びる裾野がかなり広範囲に渡って見渡せます。

再び本ルートに戻り、最後の急登を越えると九鬼山(969.9m)山頂です。

思った通り、誰もいない山頂でした。






持ってきたおにぎりと味噌汁を最高の景色を見ながら頂きます。

暫くベンチでゆっくりしていると、鈴の音がしてきました。

早い時間だけど、珍しく人が来たなぁ。と思っていると、単独の女性でした。

挨拶を交わすと、とてもフレンドリーな方で、色々話が広がりました。

お名前はYさん。

なんと、長野の小淵沢近辺からいらしたというから驚きです。

ご自宅の近辺はまだまだ完全雪山。単独で行くにはなかなか大変だということで、運転好きなのもあって各地精力的に登られているとのことでした。

前夜は、道の駅に車中泊し、今朝登ってきたとのこと。お仕事が看護師さんだということで、コロナ禍は本当に大変だったそう。心もかなり疲弊した時期があったとお話されていて、だからこその「登山」なのだろうなぁ。と感じました。

色々お話ししているうちにあっという間に小一時間が過ぎてしまいました。

やがて下から一人の男性が登ってこられたのを潮目にお別れし、私は紺場休場方面へと下山。

途中、こんなとこあったっけ?というようなガレ場や狭い巻道を通りながら無事に下山完了です。

今回は、期せずしてYさんという素敵な女性と出会えて楽しい山行となりました。

Yさん、ありがとうございました✨


【今回の九鬼山登山記録】  

 行動時間 3時間27分 (2時間45分)

   ■山行時間 2時間31分


 7:00 池の山コース登山口

 8:04~8:13 天狗岩 

    8:20〜9:20 九鬼山(969.9m) 1’20(1’20)

   9 : 59  札金峠 39(50)

 10:26  登山口 27(35)

 

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白谷小丸

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