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  • 執筆者の写真junpei

高妻山

更新日:6月15日








今年の目標は穂高岳です。

穂高といっても西穂、前穂、奥穂、北穂とピークもルートも様々ありますが、前穂高から奥穂高岳を縦走する岳沢ルートを登りたいと思っています。

奥穂高岳のみを登るなら涸沢からピストンが一般的で、危険箇所もありません。

しかし、どうせ行くなら難しいルートでチャレンジしてみたい。

最難関ルートである西穂〜奥穂は無理にしても、この岳沢ルートならなんとか行けるのではないか…。年々体力は落ちる一方なので、なるべく早く登っておきたいところです。

それなら、やはり訓練登山は必須。

Kさんのお話だと、このルートは岩場というよりも体力的に厳しいルートだということで、ロングコースのキツイ山を選択した方が訓練になるのでは?とのことでした。

重太郎新道や吊り尾根の岩場が勿論難易度の低い岩場という訳ではありませんが、戸隠山、二子山、剱岳、槍ヶ岳と岩場祭りだった去年の経験値はそれ相応の技術に達していると思いたいところ。

ということで、最終的に高妻山に登ることに決定しました。

去年死ぬ思いで登った恐ろしい戸隠山から眺めた、その大きくてカッコイイ山容はしっかり目に焼き付いていて、いつかは登ってみたいと思わせる山でした。

しかしこの山。途中山小屋がないことから、日帰り登山としてはかなり過酷です。累積標高差約1,500m、距離10km程。標準コースタイムでも8時間程かかる行程です。

長野県のグレーディングでも、Dランクに位置付けられていて、体力的には上級レベルの山。

ということで、前日に戸隠キャンプ場に入り、翌日丸1日かけて登山。最悪12時間かかるかもしれないとの予測のもと、その日は帰らずもう1泊キャンプ場で過ごすという2泊3日という計画になりました。

本来なら当然Kさんと一緒に登るはずでしたが、諸事情により暫く遠距離の山には行けなさそうだとのこと。ということで、非常に残念ですが、今回はNちゃんと二人で挑戦することになりました。


色々考えた結果、今回は高崎で拾ってくれるというNちゃんのお言葉に甘え、新幹線で向かいます。お昼頃Nちゃんに拾ってもらい、戸隠キャンプ場へ。

翌日登山を控えている為、簡単ご飯にしようということになり、途中のスーパーとコンビニで冷凍パスタなどを購入。道の駅で買った舞茸とルッコラでパスタを作りました。おいしい夕食を済ませ二次会突入ですが、翌朝3時起きということで早めにお開きにしました。

翌朝3時起床4時出発でキャンプ場を後にし、登山口へと向かいます。

去年戸隠から下山してきたルートを今回は上りで進みます。

このコースは沢筋なので、何回渡渉したかわからないくらいの渡渉を繰り返しつつ、2つの鎖場を経て尾根に乗るのですが、やはり下るより上りの方がかなり楽でした。

沢の中へざぶざぶ入るような箇所や、滑りやすい鎖場もそれほど大変さを感じないまま、一不動まで到着しました。

いよいよここからは、初めて通る道です。一不動からは小さなアップダウンを繰り返しつつ比較的ゆるやかな尾根道を進みます。二釈迦、三文殊は見落としてしまい、気付いたら既に四普賢へと到着しました。

このポイントに付けられた名前ですが、十三仏からきています。


十三仏とは…(Wikipediaより)

十三仏(じゅうさんぶつ)は、十王をもとにして、室町時代になってから日本で考えられた、冥界の審理に関わる13(正確には如来菩薩)である。また十三回の追善供養(初七日〜三十三回忌)をそれぞれ司る仏様としても知られ、主に掛軸にした絵を、法要をはじめあらゆる仏事に飾る風習が伝えられる。

13の仏とは、閻魔王を初めとする冥途の裁判官である十王と、その後の審理(七回忌・十三回忌・三十三回忌)を司る裁判官の本地とされる仏である。


とは言え、高妻山までしか登らないのであれば、以下の10阿弥陀までです。その先は波線ルート。当然行きません(笑)


  1. 不動明王

  2. 釈迦如来

  3. 文殊菩薩

  4. 普賢菩薩

  5. 地蔵菩薩

  6. 弥勒菩薩

  7. 薬師如来

  8. 観音菩薩

  9. 勢至菩薩

  10. 阿弥陀如来

  11. 阿しゅく如来

  12. 大日如来

  13. 虚空蔵菩薩


既に普賢まで来たので、目の前に見えているピークは間違いなく五地蔵だと思われました。この時期ちょうどお花の時期なのか、たくさんの種類のお花が咲いていましたが、特にこの辺りにはイワカガミが群生していました。こんなに沢山のイワカガミを見るのは初めてです。たくさんのお花に癒されつつ、五地蔵へ。この五地蔵のポイントは五地蔵山のピークよりちょっと手前にあります。そこからほどなくして山頂標識があり、間隔をそれほど空けずに六弥勒に到着です。

ここを過ぎると地味にアップダウンを繰り返しながら七薬師、八観音へ。せっかく登ってきたというのにこの後かなり下ります。そして当然のことながら、また上っていよいよ九勢至までやってきました!!は〜やれやれ。最後の急登を前に、ここで大休止。

休憩しつつ、南西に見えているギザギザの山がおそらく戸隠のとなりの西岳かしら??とか話しながら眼前に聳え立つラスボスを見やります。うへーーー。ここを登るのかぁ…。

覚悟を決め、いざ出発。







ここまでは、きついながらもなんとかやってきましたが、あの山容通り、最後のキュッとした部分、本当にヤバすぎました。

とにかく、急登、急登、急登の連続…!!!

途中からは、崖!?と言っても過言ではないような岩場の連続で、ロープを頼りに攀じ登るような過酷なルートなのでした。

肩で息をしながら、まだ!?まだ!?と期待をしては裏切られつつも、ようやく山頂付近の平らなところまでやってきました。奥には待望の山頂が見えています。

が、しかし。

ここからは、大岩をまたぎながらのガレた岩場となり、歩きにくいことこの上ありません。目の前に山頂が見えているのになかなか辿り着くことができないもどかしさ。

ヘロヘロになりながら、ついに山頂へ…!!ようやく高妻山(2,353m)です!!いやはや上りに5時間!!痺れる!!


あまりの疲労で食欲が湧きませんが、食べておかないとまだまだ長い下りがありますのでお湯を沸かしてカップ麺を啜ります。多少雲がかかってはいますが、素晴らしいお天気です。

山頂に来られた喜びも束の間。ちゃんと最後まで歩けるのだろうかと一抹の不安が心をよぎり、あまり開放感には浸れないという状況。

暫く山頂で休憩し、意を決して下山開始です。

やはり思った通り、下りの方が俄然難易度が増します。殆ど崖とも言えるような岩場を、よくこんなとこ登ってきたな…と感心しつつゆっくり下りていきます。

九勢至まで来て、核心部とも言える難所は通り過ぎましたが、まだまだアップダウンが続きます。疲労した足にこれでもかというような厳しい道です。

それでも、ようやく六弥勒まで帰ってきました。

ここからは、弥勒尾根を使って一気に下るだけです。

とは言うものの、この尾根。最短で牧場へ下りるコースなのは良いのですがその分かなりの急坂が続いています。しかも、根っこがそこここに露わになった上に、粘土質の高い土が多く、滑りそうな箇所が満載!!

いつまでたっても楽はさせてもらえませんでした。単調な樹林帯をこれでもかこれでもかと下って下って下って…。やがて沢の音が聞こえてきて、ついに最後の沢の渡渉を終え、牧場へと下山してきたのでした!!万歳!!

いやーーー。高妻山、さすがです。

この辺り一体は、同じ百名山でも妙高山や火打山等比較的メジャーな山が多い中、高妻山ってかなり地味。そして地味でキツイ…。

私たち二人も、それ程遅いタイムではなかったはずなのですが、この日この山に来ている人たちはかなりの猛者だったようで、ものすごい健脚なのでした。

そもそも、この山を登ろうとすること自体が所謂「物好き」なのかも。

12時間登山を覚悟していた為、13時台に下山出来たことは嬉しい誤算でした。

到着してすぐに、温泉へ直行。その後買い出しに出かけ、簡単に食べられるハンバーグ丼を作って打ち上げです。

翌日は帰るだけなので、焚き火もしながら楽しい宴でした。

今回は、なかなか難易度の高い山に無事登ることが出来、かなり自信がついた山行となりました。

本番までにもうちょっと訓練登山ができると良いのですが、そろそろ入梅。さてどうなるか。

とにかく、今年の夏も目標達成の為に頑張ろうと思います❗️


【今回の高妻山登山記録】   

行動時間 9時間27分(標準タイム  7時間50分)

 ■山行タイム 8時間  


 4:06 戸隠キャンプ場 

4:16 牧場柵 10(10) 

6:00〜6:12 一不動 1’44(1’50) 

7:05〜7:20 五地蔵 53(50) 

9:11〜9:50 高妻山(2,353m)1’51(1’50) 

11:34〜11:44  六弥勒 1'44(1'20) 

13:33  牧場柵 1’49(1’50)


∴ 百名山記録 51/100   【丹沢山 奥白根山 筑波山 草津白根山 四阿山 浅間山   金峰山 瑞牆山 火打山 妙高山 大菩薩嶺 鳳凰三山  谷川岳  蓼科山  雲取山  八ヶ岳 常念岳 仙丈ヶ岳  甲斐駒ケ岳 赤城山 男体山 岩木山 富士山 美ヶ原 北岳 両神山  鳥海山 霧ヶ峰  那須岳  至仏山  安達太良山 木曽駒ケ岳 御嶽山     会津駒ケ岳  燧ケ岳 五竜岳 苗場山 平ヶ岳 間ノ岳 鷲羽岳 磐梯山 西吾妻山  薬師岳 乗鞍岳  立山  早池峰山 剱岳  槍ヶ岳 甲武信ヶ岳 武尊山 高妻山】 

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