天城山と玄岳
- junpei

- 6 日前
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更新日:4 日前


先週に引き続き、山です。 今週は、久しぶりのKさんとの山行。色々案はありましたが、最終的に天城山に決定しました。
以前から、ずっと行ってみたいと思っていた山です。そして、いつかこの天城山から出発して伊豆トレイルをツェルト泊で歩いてみたいと思っている場所。
天気もちょうど安定しそうだったので、予定通り5時に出発しました。
今回は、おまけとして玄岳にも立ち寄って帰るという贅沢な計画です。
高速で小田原まで行ったまでは良かったのですが、その後箱根辺りで道を間違え、恐怖のクネクネライン(椿ライン)へと突入(笑)。この恐怖の「椿ライン」は、湯河原から大観山へと続くワインディングロードだそうで、かつては走り屋の聖地だったとか。迷走しつつもKさんの華麗なハンドルさばきでなんとか切り抜け、ようやく伊豆スカイラインへ。無事に天城高原ゴルフコースへ到着しました。
到着してみると、さすが百名山。かなりの車が停まっていました。
準備を終え、いざ出発です。未だ霧には包まれ気味で、歩いている間にこのガスから抜けられるかどうか…というところでしたが、霧の中の森というのも幻想的でこれはこれでよし。
この時期にしか見られない新緑の美しさに心奪われながら、歩みを進めます。
しかし、足元のコンディションは最悪。かなりの雨が降ったのか、登山道はドロドロ、グチャグチャ。
そもそも天城山は粘土質の土壌らしく、雨の後はこういう状態になりやすいようです。ゴロゴロした石だらけの道も多く、とにかく滑りやすい状態で、恐ろしくて一歩一歩慎重にならざるを得ません。しかも、一歩の幅がかなり大きい箇所も多く、斜度もなかなかのもの。地味にやってくるアップダウンもあり、疲弊度が増して行きました。眺望もなく、ひたすら樹林帯歩きが続き、万三郎への急登に息を切らしながらも、途中に現れる見事なミツバツツジや木々に癒されながらようやく山頂へ到着しました。
既に反対方向から来たハイカーの方が休憩中。Kさんがキジ撃ちに出かけたので、私もザックを下ろし休憩しようと思ったところ、休憩中のお兄さんが「ギンリョウソウがある!!」と叫びました。
なにっ!?といち早く反応した私は
「えっ!!ギンリョウソウ!?みたーーい!!」
と、間髪入れずに叫んでいました(笑)
以前から、いろんな方がアップされているギンリョウソウの写真を見て、なんてかわいくて幽玄なお花なんだろうと思っていました。一度でいいから見てみたい!そう思っていたお花を見られると思ったら、キジ撃ちに行ったKさんがどこで致しているか多少気になりつつも、興奮を抑えることができずにお兄さんの後を追いました。
山頂のベンチから数メートル南へ寄った木陰に、白いお花が群生していました。
真っ白で若干透けて見える不思議な姿で、お花はすずらんのようにうつむいて咲いています。かわいい!!

光合成をせず、菌類から栄養をもらって生きる珍しい植物で、その神秘的な姿から「ユウレイタケ」とも呼ばれているそうですが、そのうつむいて咲く姿が竜に似ていることから「銀竜草(ギンリョウソウ)」と呼ばれているそうです。 お兄さんたちと暫しお花を囲んで話していると、Kさんが戻ってきました。お話するイントネーションで、関西の方だというのはすぐわかったのですが、聞いてみるとやはり大阪から百名山目当てで来ていたそうで、大阪にはピンクのギンリョウソウがあるのだとか。とても優しい方で、暫し山頂で談笑。川崎から来ました。と言うと、一緒に来ていたおじさまが
「私の名前は川崎と言うんです。」と言うので、「へーー!!」なんて会話していたら、お兄さんが「ほら、名前書いてある」と、おじさまのパンツを指差しました。
なんとおじさまが履いていたジャージの左腰に、しっかりと「川崎」と刺繍がほどこされており、思わず爆笑しました。個人情報ダダ漏れです(笑)
しかも、登山するのにジャージって…。「お前は中学生か!」とツッコミ入れたくなりました。関西人、やっぱり面白いぞ!!
そんなおもしろ関西人の方々と山頂でお別れし、それぞれ反対方向へ向かって出発となりました。あのお兄さんのおかげでこんな貴重なお花と出会えて、本当に感謝です。これだけで天城山に来た甲斐があったというもの。
興奮冷めやらぬ私にKさんは、事を致している最中にわーわーみんなで騒いでいたから、自分がここで致している事を咎められているのかと思った。とおっしゃっていて、お花と同方向だったら間違いなくちょっとした惨事になっていたかもしれません。
Kさん、ごめんなさい(笑)
万三郎岳山頂には眺望がなかったので、眺望がありそうな万二郎岳へ進みます。一旦下り、万二郎岳へ向けて登り詰めます。木々の隙間から海が見えました。
ここでお昼休憩。頭だけで逆立ちする面白いハイカーの方が写真撮ってたりして、今日は面白い人によく出会うなぁなんて思いながらゆっくり休憩しました。
その後、悪場も多少ありつつ、ぐいぐい下りて行きますが、途中雲に浮かぶように富士山がお目見え!!今日は見えないだろうと思っていたので、見られて本当にラッキーです。
雲に浮かぶ富士山もなかなかです。
そんな偶然もありつつ、ゴルフ場の音が間近に聞こえるようになってきて、ゴールが近づいてきました。前半よりだいぶましな登山道を一気に下り、無事駐車場へと帰還。
後片付けをし、玄岳へと向かいます。伊豆スカイラインの途中にある玄岳IC付近にある駐車場へと車を停めると、15分程で山頂へ到着。
草原状の山で360度の展望があり、駿河湾と相模湾両方が見渡せます。相模湾には初島がすぐ近くに見え、真鶴半島もよく見えていました。駿河湾の丸い形が綺麗に見えていて、その右に見えるのは海?と思ったら、芦ノ湖でした。素晴らしい景色。これで富士山が見えていればもっと最高だったのですが、それはまたいつかのお楽しみです。
その後芦ノ湖に立ち寄り、龍宮殿でお風呂に入ってから帰ってきました。
久々に登り甲斐のあるなかなかの山に登れて、楽しい時間でした。
そして、Kさんとの久々の山行。楽しい山旅でした!
Kさん、ありがとうございました!!
【追記】
私の大好きな太宰治の作品「富嶽百景」。
高校生の頃、この作品がきっかけで太宰にのめり込んでいった私にとって、思い出の作品です。「富嶽百景」といえばこの一節はメチャクチャ有名。
「富士には月見草がよく似合う」
実は、月見草というのは昼間には咲かないので、太宰が言う月見草はおそらく待宵草だろうという話ですが、これはまた別の話。
最後に、隠れてキジ撃ちに行ったKさんがこの一節をパロって作ったこちらで、今日のブログを締めさせて頂きます(笑)
「仁王立ちには銀竜草が良く似合う」
お後がよろしいようで。
【今回の天城山登山記録】
行動時間 5時間35分(標準タイム 4時間45分)
■山行タイム 4時間55分
8:09 天城高原ゴルフコース
10:43〜11:03 万三郎岳 2’34(2’35)
11:24〜11:29 石楠立 21(25)
12:09〜12:45 万二郎岳 40(40)
13:35 天城高原ゴルフコース 50(65)
∴ 百名山記録 56/100 【丹沢山 奥白根山 筑波山 草津白根山 四阿山 浅間山 金峰山 瑞牆山 火打山 妙高山 大菩薩嶺 鳳凰三山 谷川岳 蓼科山 雲取山 八ヶ岳 常念岳 仙丈ヶ岳 甲斐駒ケ岳 赤城山 男体山 岩木山 富士山 美ヶ原 北岳 両神山 鳥海山 霧ヶ峰 那須岳 至仏山 安達太良山 木曽駒ケ岳 御嶽山 会津駒ケ岳 燧ケ岳 五竜岳 苗場山 平ヶ岳 間ノ岳 鷲羽岳 磐梯山 西吾妻山 薬師岳 乗鞍岳 立山 早池峰山 剱岳 槍ヶ岳 甲武信ヶ岳 武尊山 高妻山 穂高岳 八幡平白馬岳 雨飾山 天城山】


















































































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