雨の石鎚山
- junpei

- 4 日前
- 読了時間: 7分

仕事も一区切りとなることから、Nちゃんがお休みできそうな日を設定して四国へ遠征する計画を立てていました。
四国の百名山、石鎚山と剣山を両方登るという贅沢プランです。
色々調べた結果、初日は松山空港から土小屋登山口にある国民宿舎までで終了、二日目に石鎚山に登り、午後は剣山の麓まで移動。三日目に剣山に登ってから帰ってくるというなかなかハードな内容。
いよいよ当日がやってきましたが、梅雨時期で残念ながら予定日は雨予報。
嵐でない限り登るつもりで四国入りしました。
さて、松山空港からまず向かったのは畦地梅太郎記念美術館。 愛媛県出身の木版画家で、山岳を題材にした作品を多数残しています。ちょっと遠回りになるけれど、せっかくなので美術館へ立ち寄りました。 その後登山口にある国民宿舎へ。途中なかなかな山道をNちゃんの華麗なハンドルさばきで夕方到着しました。天気は雨。やはり明朝登山も雨は免れられそうもありませんでした。
到着してみると、なんと宿泊者は私たちだけ。お風呂も貸切で、ゆっくりくつろぎます。 すると、急遽サイクリングの外国人の方が凍えそうになりながら宿に到着したらしく、宿の方が慌ただしく動いていました。 おいしい夕食をいただいていると、若いフランス人のお兄さんが登場。軽装でこの雨の中自転車で走るのは相当きつかったことでしょう。 ご飯を食べながら、宿の方が日本百名山を流してくださり、宿のご主人の解説もありつつ石鎚山の予習です。
ご主人曰く、土小屋ルートだと鎖場は2ヶ所で、二の鎖は雨の場合は回避した方が良いとのこと。もしチャレンジするなら三の鎖。とのことでした。 映像を見ると、そんなに難しそうにも見えませんでしたが、晴れと雨とでは状況が全く違います。あとは実際行ってみて、直前に判断するしかないね。ということでその日は終了。
朝起きてみると、朝焼けが見えていたので、もしやこれは晴れるのでは!?と期待しますが、雨はやはり降っていました。 朝ごはんを食べ、準備をしますが、なんと雨が止んでいました。 「まじか!?神懸かってる!」と喜びも束の間。やはりしばらくすると雨が降って来ました。しかも、だんだんひどくなっていきます。
途中、二人のお姉さんたちとすれ違いました。頂上山荘に泊まったそうで、前日鎖を使ったとのこと。気を付けて行けば大丈夫じゃないか。とのことで、じゃあ行ってみるか。と少し元気を頂き、上を目指します。
黙々と登っていくと、ついに二の鎖へ到着。下から上を見上げどうするかしばらく思案。全長60mを超える長い鎖です。鎖は輪っかのついた大きく太い鎖ですが、輪っかに足を入れようとするとツルツル滑ります。うーーーん。どうするか。かなり悩んだけれど、やはり無理はせず回避することにしました。そして次に三の鎖。大分思案しましたが、とりあえず途中まで登ってみようと行ってみました。やはり鎖自体滑りやすく、足を輪っかに突っ込む際、上からぐっと力を入れて斜めに突っ込まないと滑り落ちます。手袋は既にびしょ濡れで、ゴム貼り部分ですら滑ります。途中のステップで一度立ち止まり、下にいるNちゃんに「やめた方がいいかも」と声をかけました。Nちゃんもそこまでとりあえず登ってきました。 やっぱりやめようとなり、その数mを降るのにこれまた大分時間がかかりましたが、なんとか降りて来ました。これはリベンジする時の積み残しとして今回は回避した方が安全です。無理して行って怪我でもしたら、なんの為に来たのかわかりません。 ということで、迂回路へ進むとあっという間に小屋が見えて来ました。石鎚山山頂です。 山頂にある石鎚神社へお参りに行くと、神主さんが現れました。 優しく迎えてくださった神主さんと色々お話してみると、やはり雨の日の鎖は危険です。と言われました。途中まで登ったと言ったら、「えー!?」と驚いていました。この雨では天狗岳へのナイフリッジが危険なので、これも次に来る時までお預け。神主さんのお話では、この時期ここから天狗岳が見えているだけでもラッキーとのことで、有り難くその姿を拝んできました。冷え切った体を少し休める為に、小屋へ入りコーヒーをいただきました。 さて、少しあたたまったので、覚悟してまたビショビショのレインウエアを羽織り、いざ出発です。下は特に慎重に歩かなければなりません。三の鎖を回避し、二の鎖を回避したところで、おしゃべりしながら何も考えずに成就ルートへと入り込んでいました。看板も目に入らず、ふとみると一の鎖…。え!?間違えた!!宿のご主人にも間違えないようにって言われてたのに、まんまと間違えました(笑)おそらく10分程は歩いたでしょうか。仕方なく再度登り返して二の鎖まで戻って来ました。やれやれです。
登山道はさらに水が増し、靴の中にも水が侵入してとにかく全身びしょ濡れ状態。それでも登ってくる数人の登山者とすれ違いながら、ようやくお宿に辿り着きました!
いやーーーよく頑張りました!!全て絞れるほど雨でビショビショです。国民宿舎の軒下で着替えていると、宿のご主人が出て来てくださり、ビニール袋とタオルをくださいました。なんてご親切な…!!有り難く濡れた一式をビニール袋に入れ、タオルで体を拭き、人心地ついたところで、剣山までの道を詳しく教えていただきました。 お礼を言って、「また来ますーーー!!」と宿を後にしました。
さて、この久々に酷い雨登山を乗り切った私たちですが、さすがに翌日も雨予報でまたも雨登山をするのは無理だという結論に至りました。そもそも、びしょ濡れのまま飛行機に乗るわけにもいかず、さらに悠長にお風呂に入る時間もありません。ということで、次回持ち越しとし、今晩はゆっくりすることに決めました。 そうは決まったものの、ここから徳島までは4時間程の旅。Nちゃんがまたも華麗なハンドル捌きでどんどん山道を突っ走って行きます。後から気づいたことですが、宿のご主人が推奨したUFOラインではなく、険しい方の道に来ていたことが判明(笑)Nちゃん大変お疲れ様でした! さてさて、なかなかの険しい山越えを切り抜け、ようやくラフォーレ剣山へ到着。とてもおしゃれで素敵なお宿で、お宿のご主人もとっても親切。荷物を整理し、お風呂に浸かり、山の疲れを癒した後は、頑張ったご褒美に祝杯です。
美味しいお料理を頂きながら、祝杯を上げ、さらに部屋で二次会をして就寝しました。 やはり翌日も雨。せっかくだからどこか観光しがてら帰ろうということにはなったのですが、どこもかしこも歩いて散策、みたいなところだらけ。パンフレットを見ていると、天岩戸神社の文字が。そもそも剣山には、失われたアーク(ユダヤの三種の神器とは、「出エジプト」の時に、蛇へびに姿を変えたり、水を血に変えたり、海を二つに分けて道を作ったりしたアロンの杖。モーセが神から授かった十戒が書かれている石板。そして食糧を与えてくれたマナの壺。この三種の神器がアークと呼ばれる日本の神輿にそっくりな入れ物に入って、ここ剣山まで運ばれたという。)が埋まっているというのは有名な話。四国自体が古事記に書かれているように阿波周辺から国生みは始まったはずなのに、何か隠されているようでもあり、とても重要な場所なんじゃないかという気がします。 宿の階段に貼られている写真をみると、なんと山口智子と月刊ムーの三上編集長が! おーー!あの山口智子のYouTubeチャンネルで来たのかー。となかなか感慨深い。 宿のご主人と色々その界隈の話を伺い、興味があるなら地蔵寺の横に高根資料館があるから寄ってみたらと教えてくれました。
途中、天岩戸神社に立ち寄り、その後高根資料館に寄ってみると、思った通りTolandVlogのサムさんとマサキさんの写真、コヤッキーさんの写真、三上さんの写真と、色々飾ってあってなんだか嬉しくなってしまいました。残念ながら地蔵寺の住職は不在ということで、資料をパラパラ見た後は一路高松空港へ。 そして、もり家さんで讃岐うどんを食べ、無事に帰宅しました。 雨でかなりキツイ登山となりましたが、これはこれで思い出となりました。 Nちゃん今回も、本当にお世話になりました!! 秋にはもう一度石鎚山、剣山に挑戦しましょう!!
【今回の石鎚山登山記録】
行動時間 5時間36分(標準タイム 3時間50分)
■山行タイム 4時間22分
5:42 国民宿舎
7:20〜7:44 二の鎖 1’38(1’40)
7:56〜9:01 石鎚山 12(35)
11:11 国民宿舎 2’10(1’35)
∴ 百名山記録 57/100 【丹沢山 奥白根山 筑波山 草津白根山 四阿山 浅間山 金峰山 瑞牆山 火打山 妙高山 大菩薩嶺 鳳凰三山 谷川岳 蓼科山 雲取山 八ヶ岳 常念岳 仙丈ヶ岳 甲斐駒ケ岳 赤城山 男体山 岩木山 富士山 美ヶ原 北岳 両神山 鳥海山 霧ヶ峰 那須岳 至仏山 安達太良山 木曽駒ケ岳 御嶽山 会津駒ケ岳 燧ケ岳 五竜岳 苗場山 平ヶ岳 間ノ岳 鷲羽岳 磐梯山 西吾妻山 薬師岳 乗鞍岳 立山 早池峰山 剱岳 槍ヶ岳 甲武信ヶ岳 武尊山 高妻山 穂高岳 八幡平白馬岳 雨飾山 天城山 石鎚山】














































































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