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編笠山



いつかは登ってみたいと思っていた富士山に、登る計画がある今年。 そもそもKさん主催の富士山登山チームに私は混ぜて頂くことになっている のですが、今回はその富士山の前哨戦として組まれた「編笠山」にご一緒 させていただくことになりました。 編笠山は、八ヶ岳の最南端に位置しており、その名の通り編み笠を被せた ような美しい山容をしています。八ヶ岳の山々もこれでかなり制覇できて きました。八ヶ岳連峰の蓼科山を入れれば、北横岳、天狗岳、硫黄岳、阿 弥陀岳、赤岳、そして今回の編笠山と7つ目の山となります。 さて、Kさんと同期でもあり猫ちゃん仲間のKSさんと、ゴルフや乗馬とい つもアクティブに活動されているASさんが今回のチームKメンバー。 私にとってはお二人とも会社の大先輩で、様々な方面からお二人の人柄や お話を聞く機会も多かったのですが、今までそれ程接点はなかったので、 今回こうして山行にご一緒できるのは嬉しい限り! 本番の富士山に向けて、多少の経験値を基に微力ながら女性目線でサポー トできれば…とお二人にご迷惑がかからぬようくっ付いていく心づもりで 参加することとなりました。 前日に予期せぬ呑み会が入ってしまい、かなり睡眠不足で2時半に起き、 途中でお二人と合流、スタート地点の観音平へ到着です。 今回の往路は私がトップとの指令。 ゆっくりめに歩いて行きます。湿度のせいで高度の割に暑く、雲海展望台 まではかなり汗をかきました。雲海から押手川の分岐までは、尾根の幅が 比較的広くて、ここでいいのか?と一瞬考えるような登山道が続いており ついつい道が合っているかを確かめたくて次のテープを探すべく、心持ち 早足になってしまいます。後ろを確認しつつ、道を探しながら進みます。 かなりいいペースで押手川分岐までやってきました。 ここからは、等高線の目が込んでいるのでかなりの急登が予想されます。 岩もゴロゴロしていて、岩場が続いていました。途中木々の間から見えた 景色は素晴らしく、真正面に南アルプスがよく見えていました。 鳳凰三山から北岳、そして甲斐駒ケ岳に仙丈ヶ岳も見えています。 やがてハイマツが増え、森林限界を越える頃山頂が見えてきました。 しかし、完全にガスがかかり、富士山と南アルプスがかろうじて見え隠れ するくらいで、間近に見えるはずの八ヶ岳連峰は完全に雲の中…。 お昼にはかなり早い時間でしたが、ご飯を食べながらガスが晴れるのを待 つことにしました。しかし、結局一向に晴れる気配もないので残念ですが 下山することに。 復路はKさんがトップで私はしんがりです。下山して間もなく視界が開け、 青年小屋が見えましたが、そこからは完全に木々の無い岩場で見渡す限り 石ころだけ。累々と続く岩稜帯を下り、ようやく小屋へと到着。そこから は比較的緩やかな斜面を下り、若干巻いた道を20m程の登り返しを経つつ 分岐へと下りて行きます。道が平坦になってきたので、そろそろ分岐か な?と思った頃、予想通り押手川へ到着。順調に雲海展望台まで来て、時 間にしてあと残り45分となり、もう下山したも同然とホッとした頃、KSさ んが休憩したいとのことで休憩に入りました。ところが、KSさんの様子が 何だかおかしい。そこで、Kさんが荷物を持ち、ゆっくり歩き始めますが、 かなり具合が悪い様子。再び立ち止まり、休憩することになりましたが、 KSさんは顔面蒼白、今にも倒れそうな雰囲気です。Kさんが救心やサプリ を、私からはすぐにエネルギーになるブドウ糖をお渡ししましたが、つい には岩の上に横になってしまいました。これはまずいかもしれない。 でも、駐車場まではほんのあと少し。何とか良い方法はないものか…。 色々策を講じているうちに、Kさんがおんぶして下りたら…??という話に なり、荷物は私が全部背負う事にしました。そうとなれば、まずはKSさん のザックを私のザックにくくりつけた方が良いかも。 今まで持ち歩きながらも使うシチュエーションがなかった、ファーストエ イドキット内に装備していたマジックテープ付きの伸縮テープを2本取り出 し、ザックにくくりつけてみましたが安定がイマイチ。あとひとつカラビ ナがあれば…とKさんに持っていないか尋ねると小物入れについているカラ ビナが辛うじてひとつあったので、それを固定に使ってみると上手い具合 に括り付けられました。ザックを背負い、前側から抱きかかえる感じでKさ んのザックを持ち、準備完了。Kさんは「オレがヤバイかもしれない」と言 いつつも男らしくKSさんをおんぶしながら下山していきました。 しばらく歩いた所で、KSさんが「大丈夫」とおっしゃり、Kさんのザック だけお返ししてそのまま下山。無事駐車場に戻ってこられました!! よかったーー!!!! Kさんの話だとシャリばてじゃないか。とのお話でしたが、いずれにしても 具合が悪かったでしょうに、きっと迷惑をかけないようにと限界まで頑張 って歩かれていたんだろうと思うと、やはり体調不良や我慢度合いを素直 に言える雰囲気作りというか、何でも言える関係というか…そういう事が 意外に一番大事だったりするのかもしれないと思いました。 そして、緊急時のマニュアル本で得たはずの知識も、実際直面してみると 思った以上にうろ覚えであまり役には立たないことが露呈。もう一度おさ らいする必要があると実感しました。その為の道具等も、ある程度増やし て携帯すべきかもしれません。 最後に一波乱ありつつも、何事もなく無事に終わった今回の山行。 本番に向け、実りのある楽しい登山となりました! Kさん、ASさん、KSさん、ご一緒させて頂きありがとうございます!! 本番の富士山もよろしくお願いします♪ 【今回の編笠山登山記録】   行動時間 7時間58分(標準タイム 5時間55分)  6:36 観音平 7:26〜35 雲海展望台 50(60) 8:11〜20 押手川分岐 36(50)  9:57〜10:38 編笠山(2,523m) 1’37(1’25) 12:37〜45  押手川分岐 1’49(1’15)  13:18〜28 雲海展望台  33(40) 14:34 観音平 1’06(45)


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