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  • 執筆者の写真junpei

美ヶ原

更新日:2021年1月20日



#美ヶ原#登山#雪山

笹尾根登山から3週間。そろそろ登り納めも近づいてきました。

今回行った山は、懐かしの美ヶ原。師匠とNちゃんの恒例登山で2回訪れている場所です。

TさんNさんの美ヶ原スノーハイク計画に参加させていただくことになりました。


スノーシューレンタルが9:00からとのことで、途中Nさんと合流し、山本小屋まで向かいます。冬季期間、ビーナスラインは通行止めですが、迂回ルートがあるとのこと。しかし、美ヶ原は標高2,000mを超える高山。くねくね道はおそらく凍結しているはずです。いくらスタッドレスをはいていると言っても、なかなか素人は近づけない場所かもしれません。しかし、北海道経験者のTさんNさんにとっては然程ハードルは高くない様子。心強い限りです。その恩恵にあずかり、真っ白けの雪道を通って山本小屋へ到着しました。

スノーシューは初めての経験。小屋のお兄さんお姉さんに装着を教わり、出発です。

どこまでも続く白い平原をさくさくと歩いて行きます。最高の天気の中、周囲の景色を楽しみながらゆっくり進みます。

以前来たときには、ここを茶臼山方面に南下し、八島湿原までのロングコースを歩きましたが、その分岐である塩くれ場まではあっという間に到着で、王が鼻目指して更に歩いて行きます。ほぼ平坦な道を歩き、王が頭、王が鼻と目的地までやってきました。ほぼ360度の絶景です。しかし、残念ながら北アルプス方面は山に雲がかかり、槍と常念以外はちょっと残念な感じではありましたが、それでも広がる景色は本当に美しい!しばらくその景色を堪能します。

さて、ピストンはつまらないだろうと、周回で歩こうということで王が鼻までやってきたのでしたが、その行手は相当な斜度がある道です。何か嫌な予感がして、来た道を戻った方が良いのでは…??と思ったものの、Tさんが行けそうだというので歩き始めました。しかし…かなりの急坂。そして、めちゃくちゃ細い巻道です。更に、殆ど歩いている人はいない様子でトレースもない状態。道は合っているということでしたが、これは大変な道に入り込んで来てしまったようです。不器用な私はスノーシューの扱いが悪く、狭い巻道を歩くのにかなりの苦戦を強いられました。谷川に足を取られ、ヒヤリとするシーンを何度も繰り返します。こんなはずじゃなかったという気持ちが更に追い討ちをかけ、心が折れそうになりながらもなんとか歩いて行きます。しかし、あまりの歩きにくさに、ついにスノーシューを脱ぐことにしました。Nさんに手伝ってもらい、なんとかスノーシューを外し、ザックに括り付けてもらって新たに歩き始めますが、やはり新雪のふかふか状態ではツボ足も結構大変。その様子を見ていたNさんが、足場固めの為に、先行してくださいました。先頭でラッセルを頑張っていたTさんに代わり、今度はNさんが先行して足場を作ってくださいます。しかし、やっぱりアイゼンなしでこの狭い巻道を歩くのは結構怖い!!すると、Tさんがチェーンスパイクを貸してくださいました。私も持って来てはいたものの、使わないだろうと車の中に置いて来てしまっていたので、ありがたくスパイクを装着し、歩いて行きます。あと少しのはずの王が鼻でしたが、ゆっくりしか歩けず、なかなか到着しません。弱気な言葉を吐きつつ、半泣きで前に進みます。王が鼻までの最後の登りがこれまたきつくて、数歩歩いては立ち止まるを繰り返しながら、やっとピークへ…。あーーーー。良かったーーー。ここまで来れば、あとは平坦な道を歩くだけです。心底ほっとしました…。

お二人に本当にご迷惑をおかけしながらようやく平坦なトレイルまで戻ってこられました。

お気楽スノーハイクが、ガチ雪山登山にはなりましたが、なんとか無事に小屋まで戻ってこられました。

いやーーー。久々泣きそうな登山でした。お二人にはご迷惑を大変おかけし、本当に申し訳ございませんでした…!!

来週は、Nちゃんも交え、忘年登山&会を催す予定です。



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