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  • 執筆者の写真junpei

棒ノ折山

更新日:2021年4月28日



山に行きたい!と切実に思っていました。

この季節は、一年のうちでも一番山が美しい季節だと個人的には思っています。

そして、この時期にどうしても行ってみたい山がひとつありました。

棒ノ折山(棒ノ嶺)です。

それこそ登山を始めたばかりで、山にはまった!と思い始めた頃にこの山と出会いました。

埼玉県側の名栗湖から登ると、簡単な沢登りができ、低山ながら面白い山だと言うことで当時隣の部署にいらっしゃったSさんに連れて来てもらったのですが、まだまだへなちょこだったあの頃の私。鎖場があったりちょっと怖い箇所もあったりして、まごまごしている私を追い抜く単独のお姉さんを「カッコイイ!」と羨望の眼差しで見送ったのが懐かしい思い出です。

あれ以来埼玉側から登ったことはなく、最近はいつも奥多摩側から高水三山経由で登っている山でした。

しかし、運転の練習も兼ねて今回は久しぶりに埼玉側から登ることに決定。

棒ノ折山は山頂が広く景色も良い為、かなり人気の山。きっと山頂のあの大きな桜を目当てに登ってくる人がたくさんいるだろうと思い、早い時間から登ることにしました。

3時起床4時出発で名栗湖へ出発。6時に駐車場へ到着しました。しかし、私の他にも2台程車がやってきました。

準備をし、ゆっくり登り始めます。沢を見下ろす形で暫く歩いて行くと、いよいよ沢の渡渉が繰り返し出て来ます。しかし、景色はかなり荒れ模様。ここも台風19号の爪痕が今だに残っている状態。以前はもっと美しい沢だったように思いますが、大きな倒木が重なったり、木造の階段が破壊されていたり、迂回ルートが作られていたりと、痛々しい箇所がいくつもありました。

沢の中に入ったり、そこから大きな岩を攀じ登ったりと、こんなところあったっけ??と思うような意外にも野性味溢れる道で、なかなか面白いコースです。

鎖場が現れると、なんとなく記憶が蘇りましたが、結局怖かったと思った箇所がどこだったのかわからないまま沢部分は終了してしまいました。やはり、初心者の頃と今とでは、レベルが上がっているのだなぁと改めて実感。

さて、沢に別れを告げ、道はだんだん急登となって行きますが、周囲を見渡せば新緑の緑が心を癒してくれます。美しい木々の間を抜け急登をやり過ごすと、岩茸石が見えて来ました。そこからもうひと頑張りすると、ゴンジリ峠です。ここは、奥多摩側と埼玉側との分岐点。ここまでくればあと一息。

行く手に空が見えて来ました。到着!山頂です。

桜は、思った通り満開!!

山頂にある山桜。邪魔な電線もなく、低く大きく枝を広げるその姿は本当に立派で美しい!

久しぶりに会えたこの桜との再会をしみじみ喜び、暫く見惚れていました。

山頂にいた二人の登山者もこの素敵な桜をカメラに収めています。

存分に静かな山頂を楽しんだので、山頂を後にします。おそらくこれから山ほど登山者が登ってくるはず。

すると、思った通りどんどん登山者とすれ違います。やっぱり早い時間に頑張ってやって来てよかった!!

帰り道は、岩茸石からさわらびの湯方面に降りる道を行きます。意外と長いなぁ。と思いながらも無事に下山!ここから駐車場までは舗装路を登っていかねばならず、最後にちょっとしんどいのですが、名栗湖までやってくるとその美しい景色に癒されます。ふとみると、猿の群れがいました。なんだか長閑です。

やっとこさ駐車場に到着で、さわらびの湯まで戻り、温泉に浸かってから自宅に戻って来ました。

車あってのこのコースですが、久しぶりにプチ沢登りもでき、素晴らしい山頂の桜とも出会えて最高の登山となりました。



【今回の棒ノ折山登山記録】  行動時間 4時間14分 (標準タイム:4時間20分)   ■山行時間 3時間45分  6:10 登山口 7:17~7: 22 岩茸石  1'07(1'20) 7: 39  ゴンジリ峠 12(25) 7 :49〜8:15 棒ノ折山(969m) 10(20) 8 :39 岩茸石 24(25) 10 :24 登山口 1'43(1'50)


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