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  • 執筆者の写真junpei

川苔山〜車が…〜

更新日:2022年12月22日



小金沢連嶺を踏破して2週間。初心者のSさんMちゃんを連れて、山に行ってきました。

色々悩んだ挙句、そろそろ中級者コースにお連れしても良いかなと思い、私にとっては何度も訪れている安心度の高い川苔山を選定。

日没も早くなっており、温泉に寄るとなると帰りが遅くなってしまうことから、鳩ノ巣駐車場5時半集合で、始発電車と始発バスを乗り継ぎ登山口まで向かうことにしました。

奥多摩は下道を走る時間が長く時間がかかる為、3時20分に出発。途中Mちゃんをピックアップし、いざ奥多摩へ。

早朝の為かなりハイペースで運転できたことから、5時には駐車場に着いてしまいましたが既にハイカーと思しき人も到着していました。やがてSさんも登場で、初顔合わせのお二人がご挨拶。地道な草の根活動で山友がだんだん増えてきたことは、嬉しい限りです。

さて始発電車に乗り奥多摩駅へ向かい、更に日原行きのバスに乗車。平日ではありますが登山者は数名いました。殆どの乗客が川乗橋で下車。やはり人気のある山です。

林道を40分程歩いて、いよいよ登山口に到着。ここから百尋ノ滝までは、奥入瀬に負けない美しい渓谷美を楽しみながらの散策です。





色付いた葉越しに見える小さな滝や瀞、透明な水の流れを眺めていると、心に溜まった澱も静かに流れて浄化されていくような気持ちになります。

何度も橋を渡り狭い巻道を歩いて行くと、ついに百尋ノ滝へ到着。いつもより水量が多目でかなりの迫力です。やはり何度見ても飽きることのない景色。良い滝です。





暫し滝を堪能したら、約100mの急登。その後巻道を暫く歩くと再び沢に降り立ちます。ここで次の急登に備え、休憩。枯れがちな山頂北側にある沢伝いの道に入り、いよいよ最後の約150mを登って行くと辺りが開けます。東の肩です。ここから山頂までの緩やかで幅広の尾根の部分は私が大好きな場所。登山道を挟んで両側に立つ木立の美しさとなだらかな尾根は、風景画にしたい位の美しさ。やがて山頂標識が見えてきました。川苔山(1,363.3m)山頂です。





思った以上に天気は良く、稲村岩尾根から続く鷹巣山や雲取山、三ツドッケ、日向沢ノ峰等周囲の奥多摩の山々は全て見えていました。そして、稲村岩尾根の向こうには大菩薩嶺から連なる小金沢連嶺も!!あの長い尾根を全て歩いたのだと思うと、感慨もひとしおです。

ここでお昼ご飯を食べ、Sさんが購入したばかりのガスストーブとコッヘルを使ってコーヒーを沸かしてくださいました!すっかりSさんも山の魅力にはまったようで、Newアイテムが山行ごとに増えていっているご様子。当然私も通ってきた道なので、その姿は微笑ましく、また嬉しくもあります(笑)







貸切だった山頂に、次のバスでやってきた登山者がやってきました。山頂に別れを告げ、下山開始です。楽しかった前半とは打って変わって、後半はひたすら樹林帯を下っていきます。なんの眺望もなく、景色も変わらない為、やっぱりつまらない道ではあります。

尾根伝いの道を分け、トラバース道に変わると、あとは同じような緩やかな下りが続き、歩きやすくなってきます。Mちゃんとおしゃべりしながらゆるゆる歩いて行くと、ついに林道へ到着。大根ノ山ノ神に無事下山できたことを感謝して、残り30分の登山道へ再び戻ります。この祠の部分では2回ほど道を間違った経験があるので、間違わないようルートを確認します。最後の部分は意外と急で、しかもガレているので疲れが溜まった足にはちょっと辛い道です。それでも無事に里に降りて来られました。いつもの手書き看板に心癒され、鳩ノ巣駅に到着です。






道具を綺麗に洗い駐車場に戻ると、まだはとのす荘でお風呂に入れる時間でした。

ということで、手っ取り早くお風呂に入ることにしました。Sさんとはここでお別れです。

私たちは、八王子の道の駅でお買い物をするのがもうひとつの楽しみ。なるべく渋滞を避ける為、ナビが案内しない山越えルートであきる野方面へいい調子で向かっている最中でした。信号待ちをしていると、後方から「ゴゴゴゴゴ!!!」と変な音が聞こえてきました。

振り返ると、バイクのお兄さんがこちらによろめいて車体にぶち当たっています。何度もごんごん音をさせながら接触しているので、何事が起きたのかとかなり驚きました。後続のバイクの人が手伝って、ようやくぶつかってきたお兄さんが体勢を立て直し道路脇にバイクを停めました。ここで停車したままになっている訳にも行かず、後続車がいなくなったのを見計らって、すぐ近くの駐車場へ車を移動。お兄さんもやってきました。

とりあえずカーシェアの担当者からは、警察と保険会社に電話するよう指示がありました。お兄さんに伝えたところ、警察にはお兄さんが連絡してくれた為、私は保険会社に連絡。その後すぐに警察の方も見え、結局処理に1時間程時間を要しました。

運転中に突然具合が悪くなって車にぶつかったのかと思っていたら、実は轍にはまり、バランスを崩してしまったとのこと。

それにしても、なんでこんな目に遭うの〜!?とかなり落胆。私は停車していただけで、完全に被害者。元警察官だったSさんが一緒だったら、百人力だったことは間違いないのですが、何より心強かったのはMちゃんが居てくれたこと!

おそらく一人だったら相当テンパっていただろうと思うので、本当にありがたいことでした。

そして、お兄さんが警察に電話する際に「これってなんて読むんですか?」と、五日市を指さされた時に感じた「こいつ、やべーヤツなんじゃ…!!??」という懸念を払拭する程に、私たちの事を気遣う普通に良い青年だったこともラッキーでした。これが、訳のわからない頭の悪い若者だったり、逃げられたりしていたら、どうしていいかわからなかったことでしょう。更に、停車中の事故だったことも運が良かった事のひとつ。もし走行中だったら、おそらく人身事故は免れなかったのでは…。そう思うと、全てがこれで済んで本当に良かった!!と思えました。お兄さんとも、お互い怪我もなくて本当に良かった!と話し、お気をつけて!と言葉を交わし合い、別れました。

すっかり日も暮れ、この時間に道の駅に行って野菜がまだ残っているだろうかと気になりましたが、予定通り道の駅へ。ありがたいことに、まだまだ野菜は沢山残っていました。

ふたりとも沢山野菜を購入し、大満足。無事に帰宅できたのでした。


なんだか最後の最後に大変なことにはなりましたが、大事には至らず本当に良かったです。

山の神様、ありがとうございます!!


今回も、色々ありましたが楽しい山行となりました。SさんMちゃん、また山にご一緒しましょう♪



【今回の川苔山登山記録】   行動時間 6時間 41分(標準タイム  6時間10分)


■山行タイム  5時間40分


6:20 川乗橋バス停

6:58〜7:08 細倉橋 38(45)

7:54〜8:00 百尋ノ滝  36(45)

9:36〜10:15 川苔山(1363.3m) 1'36(2'10)

12:10〜12:16 大根ノ山ノ神 1'55(1’50)  

12:57 鳩ノ巣駅 36(30)



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