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  • 執筆者の写真junpei

氷の華を探しに〜高尾山〜



今年の登り初めは、高尾山です。

一人で行こうかなとも思いましたが、精神状態が万全でない近頃は、一人だとすぐに行かない理由を探してしまう為、Kさんをお誘いし、Sさんにもお声掛けしました。最終的にKさんが体調不良の為、Sさんと二人で出かけることになりました。

今回のミッションは「氷の華」を見つけること。ということで、ピークは高尾山のみと限定し、下山したらお蕎麦を食べて帰ろうということでゆる登山決定です。

Sさんには車で高尾山口付近の駐車場まで来てもらい、私は電車で向かいました。

駅で落ち合い、まずは6号路で高尾山山頂へと向かいます。

ここのところ雨がなく乾燥していることや、気温が高めなこともあって見られるかどうか不安でした。

さて、順調に高尾山山頂へやってきました。天気も良く、富士山もしっかり見えていました。いつもの景色を堪能したあとは、いよいよ「氷の華」探しです。一旦1号路方面に戻り、分岐を5号路へとります。5号路は、山頂を周回している巻道で、北側斜面に霜柱がよく見つかるとの情報。5号路へ入り、目を皿のようにしてゆっくり歩きますが、それらしきものは見当たりません。一旦本線に合流し、再びもみじ台の北側巻道へ入って行きます。やはりなかなか見つからず、もしかしてないのかも…と半ばあきらめかけた頃でした。

「これなんですかね」と、Sさん。ふと見ると、なんと氷の華が…!!

「あーーーー!!これだーー!!」と声を上げ、興奮しながらカメラに収めます。よく見てみると、周辺には小さい氷の華がいくつか見ることができました。薄いリボン状になった真っ白な霜柱が茎から出ています。なんとも不思議な光景です。







高尾山で見られる氷の華の多くは、「シモバシラ」という植物から染み出した霜柱らしいことがわかりました。「シモバシラ」の根は冬枯れた後も水を吸い上げ続けていて、その水分が茎の表面で凍り、それがどんどん中から押し上げられてリボン状の霜柱となるそうですが、これを繰り返すうちに茎がボロボロになってしまう為、大きな霜柱は1月上旬までしか見られないという貴重なものです。

以前から、一度見てみたいと思ってはいましたが、実際近くで見てみると本当に美しい!!








自然が織りなす造形美とはまさにこのことです。

昼には融けてしまうという儚さも相まって、ただただ感動するばかり。

もみじ台の巻道から更に一丁平までの巻道に入り、ところどころに出現する氷の華を堪能しました。十分堪能したので、一丁平のベンチで一息入れて、今来た道を戻ります。

すると、どんどんこちらに向かってくる人たちとすれ違うようになりました。

みんな氷の華目当てに来た人たちのようです。

でも、この美しい氷の華を一度見てしまったら、虜になってしまうだろうと思いました。いやー。本当に見られて良かった!!今年はきっと良いことが起きるだろうという確信めいた気持ちになりました♪






二人で興奮さめやらぬままに高尾山まで戻り、帰りは1号路で薬王院でお参りし、途中6号路へ戻って無事に下山完了です。

参道にある高橋屋で天せいろを頂き、今回のゆる登山は無事に終了となりました。

たまにはこんなゆったり登山も良いものです。

今年も色んな山に登って行きたいです♪



【今回の高尾山登山記録】


行動時間 4時間21分


6:37 高尾山口


7:41〜7:51 高尾山山頂(599.3m) 1’04(1’25)


8:00 もみじ台


8:57 一丁平


9:40 もみじ台


10:03〜10:09 薬王院


10:54 高尾山口






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