top of page
  • 執筆者の写真junpei

高尾山~陣馬山





先週に引き続き、好天に恵まれた為山に行ってきました。

こまめに不通になった登山道やバス等をチェックしていたつもりでしたが、

なんといつの間にか陣馬高原下から高尾駅までのバスが開通していたらしい。

不通になってから2か月強…長かった!

ということで、久しぶりに山下屋のおじさまのお蕎麦を食べに行くべく陣馬山へ向かうことにしました。


高尾山口に降り立つと、夜明け前でまだ薄暗い状態です。今日は久しぶりに稲荷山コースを使ってまずは高尾山を目指します。途中地味にキツイ尾根道を進んでいるうちに夜が明け、太陽が顔を出しました。ほどなくして展望台へ到着。平日では珍しい数名の登山者がいました。雲一つない良い天気で、スカイツリーや筑波山もくっきり見えています。これは、良い景色が期待できそうです。

話し声がうるさかった二人組の女性たちをここで追い越すことにし、早めに出発しましたが、私よりちょっと早く立った男性とほぼ歩くペースが同じだった為、なんとなく距離は一定を保ちつつも、後ろをついて行くような形になってしまいました。暫くするとその方が写真を撮るべく立ち止まった為、追い越します。もしかすると、後ろにつかれるのが嫌だったのかもしれません。道は6号路との分岐に差し掛かり、頂上が近いことを示唆していました。土曜日に降った雪の影響は殆どなく、順調に最後の長い階段を登りつめ、高尾山山頂に到着です。

まだ数人しかいない山頂で、美しい富士山と丹沢を堪能。丹沢は未だ真っ白です。

さて、いよいよ奥高尾縦走路へと入っていきます。やはりこちらに進む人は少なそう。展望台から階段を下りたところにあるベンチにおや??見覚えのある猫が。なんと今日は2匹います。一匹はもともとこの辺りにいた子でしたが、もう一匹のキジトラは、城山にいる猫に似ている…でも白い部分はなかったような気がします。別のお友達がここに住み着いたのかもしれません。その新入りの子にチーカマをちぎってプレゼントし、先へと進みます。

高尾山を過ぎると、やはり雪はまだ残っているところが結構あります。踏み固められ、つるっつるのアイスバーンになった箇所、もしくは融雪してぐちゃぐちゃになり、足形そのままに凍結した箇所だらけ。そして日当たりの良い場所では凍結せずぐちゃぐちゃのままという、道は最悪な状態が殆どでした。

城山へ着いてみると、いつもの猫ちゃんはどこかにおでかけなのか見当たらず、休憩もそこそこに景信山へと向かいます。小仏峠からの急登を息を切らしながら登ると、いつもの美しい景色が広がっていました。相模湾も太陽の光を浴びてオレンジ色にキラキラ輝いています。

景信山を過ぎると、やはり圧倒的に雪が増えてきました。北側の斜面は完全に凍結。いつチェーンスパイクをつけようかと迷うほど。しかし、これが長い距離続かないのでどうも装着する気になれません。ということで、細心の注意を払い、おっかなびっくりの歩行が続きます。泥を捏ねたようなぐちゃぐちゃでドロドロの登山道とツルツルの登山道を交互に繰り返しながら、始終神経をすり減らしての歩行にやや疲れを感じつつありました。しかし、気持ちがローに落ちかかる頃に、凍結に足を滑らせ思わず「あっぶねーー!」と新鮮な驚きの声を上げてしまう自分自身が絶妙にその歩行を鼓舞(??)し、何とか気持ちを保ちながら先へ進みます。

巻き道をいくつも通り過ぎ、明王峠が間近にあることを確認できた頃、反対側からやってくる登山者とすれ違うようになってきました。いつもなら、この辺で猛烈におなかが空くので、あとちょっとで陣馬山という明王峠でおにぎりを食べるところでしたが、我慢して何も食べず、お水だけを飲んで最後のひとふんばりです。しかし、さすがにここまでやってくるとやはり雪はかなりのもの。ほとんど雪に覆われた登山道となりました。踏み固められた道は凍結しているので、なるべく誰も踏んでいない雪の中に足を入れ、つぼ足状態で先へ進みます。

最後の急坂を登りつめると、陣馬山山頂です。

いつものことながら、ここは登山者でいっぱいです。真正面の生藤山もついに去年の秋に登っていることから、感慨も深く、奥多摩の山々、笹尾根、そして奥に聳える南アルプスを暫く眺めていました。やはり、この山は広々していて良い山です。お昼も食べないので、このまま一気に下山し始めますが、和田峠に続く階段は北側斜面の為、未だ積雪は10センチ以上ありそうです。雪質はパウダースノーで、靴底に感じる雪の感触は何とも言えないくらいフカフカで気持ちが良いです。慎重に雪の階段を下り、和田峠に到着。ここからは林道歩きが40分程続きます。あと少しで人里という頃、行く手から何かの鳴き声が聞こえてきました。「犬?鳥?」と訝しんでいると、なんと猿の群れでした!かなりの頭数がキャッキャしながら木々を渡り歩いています。子供を背中に乗せている母猿もいました。私を警戒しているのか、遠くから私を見つめている猿がいっぱいいます。こんなところにも猿がいるんだなぁ…とかなりの驚き。この道はかなりの回数来ていますが、猿を見たのはこれが初めてです。こんなに人里近くにいるんじゃ猿の被害があるんじゃなかろうか?等と余計な心配をしながら下山完了しました。

久々の山下屋です。

お店のおじさまはいつも通り優しく迎えてくださいました。さっそくお蕎麦を注文。同時にビールも頂きます。

去年の台風でこのお店の中にも流れているこの川は大丈夫だったんだろうか?と聞いてみると、やはり懸念していた通り水があふれて相当な損害だったとのこと。2か月以上もバスが不通になるくらいです。それは当然のことと言えました。

いつものことながら、おいしいおつまみとビール、そしておいしい十割蕎麦を堪能!

おそばの付け汁は、塩とかぼす、通常の出汁、くるみとごま、鴨汁と、なんと4種類!本当においしいお蕎麦でした。

ちょうどバスの時間になった為、また来ます!とお別れを言い、かなりいい気分で帰路につきました。

久しぶりに長い距離を歩きましたが、やはりこの道はトレーニングにはもってこい。

バスも通じたことなので、また今年も何回かお邪魔することにします。


【今回の高尾山〜景信山〜陣馬山登山記録】

行動時間 5時間48分(標準タイム 6時間55分)

6:37高尾山稲荷山コース口

7:38〜7:45 高尾山山頂(599.3m) 1’01(1’25)

8:31~8:34 城山(670.4m) 46(60)

9:20〜9:28 景信山(727.3m) 44(60)

10:36 明王峠 1’08(1’40)

11:15〜11:25 陣馬山(855m) 39(50)

12:25 陣馬高原下バス停 1’00(60)

閲覧数:24回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page