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  • 執筆者の写真junpei

笹子雁ヶ腹摺山




今年おそらく登り納めとなる山に行って来ました。

笹子雁ヶ腹摺山。車でアクセスしようと思っていた山でしたが、冬到来で県道が冬季通行止となってしまったので、今回は久しぶりに電車で挑戦です。

登山口までは40分程駅から歩きますが、比較的簡単に山頂まで登れることから、後回しにしていた山でした。

この山は秀麗富嶽12景に選ばれている山ですが、全部で20座あるところ、これで残りはいよいよ4座となりました。


さて、始発で出発しますが、なんとうっかり逆方向の電車に乗ってしまうという大失態。

到着が30分程遅れてしまいました。そして、藤野と上野原間で鹿と衝突の為、中央本線は遅れが発生しているらしい。

なんだか、せっかく早起きしたのに遅い到着になるのは癪に触るため、大月からタクシーで登山口までアクセスすることに決めました。

駅からの道が短縮されるため、予定した時間くらいに到着することができました。

事前に地形図でチェックした通り、山頂までの道のりは短いながら、ほぼずっと狭い等高線が続く登山道です。途中息を入れながらどんどん歩いていきます。


最後の200m程の急登にさしかかる頃から、左手に南アルプスが見え始めました。どうやら北岳と間ノ岳のようです。すっかり雪景色で、美しい!ふと振り返ると、富士山も見え始めていました。




落ち葉が降り積り、足元が滑るだけでなく、相当な急登です。ゆっくり足場を確認しつつ、とうとう山頂へ到着。木々に邪魔されてはいますが、その間から南アルプスがほぼ全て見渡せました。甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、北岳、間ノ岳…と全てが真っ白。この夏登った山々がこうして雪を被っている姿を目の当たりにすると、季節の移ろいを感じます。

そして、勿論、美しい富士山は目の前にどどーんとお出ましです。

富士山を眺めながら、ベンチで朝食のおにぎりを食べ、しばらくぼんやりとしていました。






十分景色を堪能したので、今回はサクッと下山することにしました。名残惜しい富士山と南アルプスを、途中途中で足を止め、眺めながらの下山です。

順調に登山口間近の鉄塔を過ぎたところで、アクシデントです。

登る時、すでにここは間違いやすいポイントだなと思っていた場所で、案の定沢に降りるポイントを通り過ぎました。このまま尾根に吸い込まれると、スタート地点には着かない為、沢へ降りる部分を探しますが、どうも明瞭ではありません。

仕方なしに強引に斜面をトラバースしつつ降りるという荒技で、大体こっちだろうというポイント目指してゆっくり降りていきます。最後の最後で道をロストすることになってしまい、なかなか大変でしたが、GPSと照らし合わせてなんとか本筋に復帰!!

これは絶対標識が必要なポイントだと思われますが、何故いりもしないところに標識を立て、こんなに必要なところにないのでしょうか??少し腹立たしい気持ちを抑え、無事にスタート地点の新中橋へ到着。

あとは20号線を辿って、笹子駅まで40分。目標としていた時間より30分程早い電車にも余裕で間に合いました。

しかし、お目当ての電車はなかなか到着しません。なんのお知らせもなく、待合所で一緒になったおじさまと、おかしいですね。と話していると、10分程してようやく電車が到着しました。なんと、猪の衝突で電車が遅れたとのこと。鹿に猪…。やはりローカルならではの日常なのでしょうか??


最後の最後にとんでもないバリエーションを通ることになり、冷や汗ものでしたが、今年も無事に素敵な山行を重ねてこられたことを嬉しく思います。


来年はどんな山へ行けるだろうかと考えると、楽しみです。



今回の【三ッ峠山登山記録】   


行動時間 3時間40分 (標準タイム  4時間)               

■山行タイム  3時間17分


7:44 新中橋

9:12〜9:35 笹子雁ヶ腹摺山(1,357.7m) 1’28(2’00)

11:25 笹子駅  1’50(1’20)



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